2026.07.29

短時間しか座れない腰痛は何が原因なのでしょうか?仕事にも支障をきたす腰痛について解説

カテゴリ: 健康通信
短時間しか座れない腰痛は何が原因なのでしょうか?仕事にも支障をきたす腰痛について解説

「10分も座っていられない。」
「デスクワークを続けるのがつらい。」
「座っていると腰だけではなく、脚までしびれてくる。」

このような症状に悩まされると、仕事に集中できないだけではなく、車の運転や食事、趣味など、日常生活のさまざまな場面にも大きな影響が出てしまいます。

「座り方が悪いからだろう」「年齢のせいだから仕方ない」と考えて様子を見る方も少なくありませんが、短時間しか座れないほどの腰痛や脚のしびれは、単なる疲労だけでは説明できない場合もあります。

実際に、腰痛は立っていると楽なのに座ると悪化する方や、座っている時間が長くなるほど右脚のしびれまで強くなる方もいらっしゃいます。このような場合には、痛みが出ている場所だけではなく、身体全体の状態を総合的に評価することが大切です。

このコラムでは、短時間しか座れない腰痛や仕事に支障をきたす腰痛の原因、そして当院ではどのような視点で身体を評価しているのかについて解説していきます。

■なぜ座っていると腰痛が悪化しやすいのでしょうか?

「立っているよりも座っている方が楽そう」と思われる方は多いかもしれません。しかし実際には、「立っている時はそれほど気にならないのに、座ると腰が痛くなる」「座っている時間が長くなるほど右脚までしびれてくる」という方は少なくありません。

その理由の一つは、座る姿勢では腰や椎間板にかかる負担が大きくなりやすいことです。特に長時間同じ姿勢を続けると、腰まわりの筋肉や関節だけでなく、椎間板にも持続的な負荷が加わり、痛みやしびれが現れやすくなります。

さらに、デスクワークや車の運転では無意識のうちに前かがみになったり、片側へ体重をかけたりする姿勢が続くことがあります。このような状態が積み重なることで、身体の一部に負担が集中し、「座ると痛い」「立ち上がる時に痛い」「座っている時間が長くなるほど症状が強くなる」といった特徴的な症状につながることがあります。

ただし、同じように長時間座って仕事をしていても、腰痛になる方とならない方がいます。また、腰痛があっても座っていても平気な方もいれば、わずか10分程度で痛みやしびれが強くなる方もいらっしゃいます。

つまり、「座っていること」そのものが原因とは限りません。

大切なのは、「なぜこの方は座ると症状が悪化するのか」という理由を考えることです。その理由を知るためには、痛みが出ている場所だけではなく、症状が現れるタイミングや身体全体の状態まで含めて確認していくことが重要になります。

■腰痛は「どこが痛いか」だけではなく、「どのように痛むか」が大切です

腰痛というと、「腰に問題があるから腰が痛い」と考えがちです。しかし実際には、同じ腰痛でも症状の現れ方は一人ひとり大きく異なります。

例えば、「朝起きた時だけ痛い方」「立ち上がる瞬間に痛みが走る方」「歩いていると楽になる方」、そして今回のように「座っている時間が長くなるほど腰痛や右脚のしびれが強くなる方」もいらっしゃいます。

このような違いは、身体の状態を知るための大切な手がかりになります。

そのため、「どこが痛いのか」だけではなく、「いつ痛むのか」「どの姿勢で痛むのか」「どれくらい座ると症状が出るのか」「腰だけなのか、それとも脚までしびれが広がるのか」といった症状の現れ方まで丁寧に確認することが重要です。

一方で、レントゲンやMRIなどの画像検査は、骨や椎間板などの状態を確認するための大切な検査です。しかし、画像だけでは「座ると悪化する」「仕事中だけつらい」といった症状の現れ方までは分かりません。

つまり、画像所見だけを見るのではなく、患者様が実際にどのような場面で困っているのかという情報をあわせて考えることで、身体の状態をより客観的に評価することができます。

短時間しか座れない腰痛や右脚のしびれでお悩みの場合は、「腰が痛い」という事実だけではなく、「どのような時に、どのような症状が現れるのか」という視点で身体の状態を確認していくことが、改善への大切な第一歩となります。

■「座ると腰が痛いのは仕方がない」と諦める前に、一度身体の状態を確認してみませんか?

短時間しか座れないほどの腰痛や右脚のしびれが続くと、「仕事だから仕方がない」「年齢のせいだから治らない」と諦めてしまう方も少なくありません。

また、湿布や痛み止め、マッサージなどで一時的に楽になったとしても、しばらくすると再び同じ症状を繰り返し、「もう改善は難しいのではないか」と不安を抱えている方もいらっしゃいます。

しかし、症状が長く続いているからといって、改善の可能性まで失われたわけではありません。

大切なのは、腰が痛いという結果だけを見るのではなく、「なぜ座ると症状が悪化するのか」という身体からのサインを丁寧に読み解くことです。

当院では、問診で症状の経過や日常生活でのお悩みを詳しく伺い、さらに姿勢や関節の状態、体表温度検査、レントゲン評価など、さまざまな情報を組み合わせながら身体全体を客観的に評価しています。レントゲン画像も病気を診断するためではなく、背骨や骨盤の状態を把握し、安全なカイロプラクティックケアを行うための重要な資料として活用しています。

今回ご紹介した患者様も、「10分も座っていられない」「右脚のしびれが強くなり仕事に集中できない」という状態で来院されました。身体全体の状態を丁寧に評価したうえでカイロプラクティックケアを継続した結果、長時間座ることができるようになり、仕事にも支障がない状態まで改善がみられました。

もちろん、すべての方が同じ経過をたどるわけではありません。しかし、「どこへ行っても良くならなかった」「もう仕方がない」と思っていた症状でも、身体の状態を客観的に評価することで、新たな改善への糸口が見つかることがあります。

もし現在、腰痛や右脚のしびれによって仕事に集中できない、長時間の運転がつらい、外出先でも座ることが苦痛になっているのであれば、その症状を我慢し続ける必要はありません。

もう一度、仕事に集中できる毎日を送りたい。
安心して車を運転したい。
腰痛を気にすることなく、家族や友人との時間を楽しみたい。

そのような日常を取り戻すための第一歩として、一度ご自身の身体の状態を客観的に評価してみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介した内容と同じように、「10分も座っていられない」「座っていると右脚までしびれて仕事に集中できない」とお悩みだった患者様が、どのような経過をたどって改善していったのかを症例報告で詳しくご紹介しています。

同じような症状でお困りの方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

▶ 【症例報告】10分しか座れなかった腰痛が改善し、仕事にも支障がなくなった50代男性

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前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が銀座に開院した塩川カイロプラクティックに内弟子として入り、塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事。副院長まで務める。
また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務め、後任の育成にも力を入れている。
2023年5月、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティックで学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院として、地元である藤沢の地で「前田カイロプラクティック藤沢院」を開院。

シオカワグループの一員として、インサイドアウトの健康文化を日本に根付かせるため、一人でも多くの人にカイロプラクティックの持つ無限の価値を知っていただくことを使命とし、感謝・感動・希望に溢れる社会の実現を目指している。

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