腰痛が改善し、我慢していたことにも挑戦できた!

腰痛が改善し、我慢していたことにも挑戦できた!

デスクワーク・出張続きで悪化した腰痛と足の痛みが改善し、バイク免許取得に挑戦できた!

40代男性
来院に至った経緯
仕事ではデスクワークが中心で、さらに出張も多いため長時間座り続けることが日常的になっていた。特に新幹線や飛行機での移動が続くと腰にかかる負担が増し、移動後には強い痛みや違和感を覚えることがあった。

学生時代から腰痛を抱えていたが、特に長時間同じ姿勢を続けると痛みが増すことがあった。最初は一時的なものだと考え、痛みがあっても気にせず過ごしていた。しかし次第に悪化し、やがて腰だけでなく右脚のふくらはぎにも違和感を覚えるようになった。軽いしびれのような感覚から始まり、次第に痛みに変わり、仕事や日常生活にも支障をきたすようになった。特に長時間のデスクワークや出張後には痛みが強まり、寝ても疲れが取れにくくなっていた。

加えて、最近では朝起きたときに腰が固まっているような感覚があり、ストレッチをしなければスムーズに動き出せなくなっていた。さらに、運動をした際に腰の可動域が狭くなっていることを実感し、以前のように自由に動かせないことにもどかしさを感じていた。

今後、バイクの免許取得したいと考えているが実技では腰に負担がかかる場面は避けられず、無理をすればさらに悪化するのではないかという不安が大きくなっている。また、免許が取れたとしても長時間のバイクの運転が出来るのか不安を感じるようになり、根本的に改善したいという思いが強まっていた。

そんな中、家族の知人が当院に通院しており、その方から勧められたことをきっかけに受診を決意。これまでは腰痛があっても体のケアまでには至らなかったが、今後は痛みを和らげるだけでなく腰に負担をかけない体づくりを目指し、快適な日常生活を送りたいと考え来院した。また、今後の趣味や仕事に支障をきたさないようにしたく来院された。

初診の状態
  • 01

    右短下肢

  • 02

    左耳介上位

  • 03

    右仙骨翼の浮腫感

経過と内容
初診時の検査では、下部頚椎と骨盤に顕著な可動域の制限がみられ、強い浮腫が確認された。さらに、体表温度の測定では左右の温度差が明らかであった。

初期集中期として週2回の施術を提案したが、仕事の都合上、週1回の通院も難しい状況ではあったが、それでも可能な限り来院された。。

4週目(3回目のアジャストメント)には、腰部脊柱起立筋の過度な筋緊張が軽減し、仙骨翼の浮腫も和らいだ。右下腿の痛みは改善し右臀部の痛みが残存。大腿後面の痛みは疲労が蓄積するタイミングで発生しやすい状態。

11週目(5回目のアジャストメント)には、腰痛が落ち着いたことでバイクの免許取得を決意し、教習所へ通い始めた。当初は腰への負担を懸念していたが、症状が改善したことで行動に移すことができた。

13週目(7回目のアジャストメント)には、仕事での出張後に来院。前かがみの動作で腰に痛みを感じるものの腰部脊柱起立筋の緊張はある程度抑えられている状態。仙骨翼の浮腫は改善し、良い状態が維持できていることを確認。

現在は大きな症状も落ち着き、日常生活や仕事での支障も軽減している。再発予防と身体のメンテナンスを目的に、定期的なカイロプラクティックケアを継続している。

考察
今回の腰から右脚にかけての痛みは、長期間にわたる骨盤のバランスの崩れが腰椎に負担をかけ続けたことが主な原因と考えらた。

問診では、自律神経系の異常は特にみられず、筋骨格系としてアプローチを開始した。検査の結果、腰部の椎間板の状態はD5レベルであり、これは少なくとも10年以上前から腰椎に継続的な負担がかかっていたことを示唆している。

骨盤のサブラクセーションが長期にわたって続いたことで背骨全体のバランスが崩れ、その結果、腰椎の椎間板に日常的に捻じれのストレスがかかっていた。これにより、腰椎の神経が圧迫される状態が続き、その影響が腰部から右脚へと広がる形で痛みとして現れるようになったと考えられた。

右脚の痛みが強くなった背景には、骨盤のバランスの乱れによって腰椎の神経が圧迫され下肢への神経伝達が正常に機能しなくなったことが関係していると考えられる。この神経の働きの低下が痛みやしびれといった症状を引き起こした可能性が高いといえる。

問題の根本原因を特定し、アジャストメントによって骨盤のバランスを整えたことで、神経の流れが正常に機能するようになり、結果として自然回復が促進されました。この症例は、神経の働きが健康維持において重要な役割を果たしていることが分かる症例である。
腰痛が改善し、我慢していたことにも挑戦できた!
腰痛が改善し、我慢していたことにも挑戦できた! 腰痛が改善し、我慢していたことにも挑戦できた! 腰痛が改善し、我慢していたことにも挑戦できた!
中島 恵

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。

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