めまい、動悸、肩こり、腰痛

めまい、動悸、肩こり、腰痛

動悸で目覚めてしまい睡眠にも支障あり

50代女性
来院に至った経緯
来院する3~4ヵ月前頃に仕事でのストレスで動悸やめまいが出るようになる。めまいが発症する時間帯は朝の通勤から症状が出始めて、仕事中に出やすい。職場を変えて、めまい、動悸の症状は徐々に回数が減り、落ち着いてきたものの現在も症状は完全に治まらず。

同じ頃から寝ても動悸で目覚めてしまい睡眠にも支障あり。荷物の持ち運びをする仕事で首から肩の張りが強く、腰痛がある。

新型コロナでマスク着用するようになり、マスクをすると息苦しさ、酸欠のような症状が出る。

小児期からアトピーがあり、悪化すると身体を動かす事も困難となり、その頃から首や肩の張りを感じていた。胃腸が弱く毎朝3回お通じがある程お腹が弱い。乳酸菌飲料等試したが改善には至らず。

アトピー20代、30代、40代と社会人になり、針治療、カイロプラクティックなどへ通ったり、食生活の見直しなどで徐々に改善してきている。

首・肩こり、腰痛には、定期的に整体やリンパマッサージ、自身でもマッサージをしたりしたものの、一時的には楽になるが根本原因の改善とはならず、知人からの紹介で来院された。

【神奈川県横浜市戸塚区からご来院】
初診の状態
  • 01

    頚椎から背中にかけて過緊張

  • 02

    右仙腸関節の可動域制限

  • 03

    右上部頚椎の可動域制限

経過と内容
初診時の状態は、頸部から腰部全体の筋緊張が強く、右頸部周辺筋肉の過緊張、右仙腸関節、上部腰椎、右後頭骨の可動域制限が確認された。温度検査では、骨盤部に明らかな温度の誤差が確認された。

レントゲン評価では、椎間板の段階は慢性的なD4→D5の段階と評価した。初期集中期で週2~3回のケアが理想的ではあったが、仕事の都合上、週1回のケアから開始した。

1週目(1回目のアジャスト)では、施術後のレストしている時に骨盤に違和感がなく仰向けで寝られた。

3週目(3回目のアジャスト) 首肩の張り感を強く、施術前の検査の段階で筋緊張の緩和していた。

9週目 (6回目のアジャストメント) 来院時の検査で、骨盤部の筋緊張、浮腫感の軽減を確認。患者様本人が分かるほど、お腹周りの筋肉の張り感が取れてきた。

11週目(7回目のアジャスト)、13週目(8回目のアジャスト)、15週目(9回目のアジャスト)で、施術期間の感覚を空けてもいい状態が維持できて経過良好である。

考察
初診時にめまいや動悸、お腹が弱いなど症状と、骨盤と上部頸椎の可動域制限と体表温度検査での反応が強くみられたため、副交感神経からアプローチした。

アジャストメントで神経の流れが整い始めた結果、めまいや動悸、下痢症状の改善に繋がったと考える。

また、骨盤の神経機能が正常に働くことによって腸や骨盤、お腹周りの筋肉の緊張が緩和されお腹部の張り感、硬さも改善されたと考える。

様々な症状を訴えている方でも、検査をしてアジャストメントする個所を絞っていくことで改善につながると分かる症例である。

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。様々な講習会に参加している中で本来のカイロプラクティックの考え方に興味を持ち、日本で最も歴史あるカイロプラクテック学校「シオカワスクール」のセミナーを受講。勉強していく中で、カイロプラクティックで地域や社会に貢献したいという思いが強くなり、カイロプラクティックの世界へ飛び込むことを決意。

症例一覧へ戻る
pagetop