甲状腺機能低下症(橋本病)

体の新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンには、神経の働きが必須!

体の新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンには、神経の働きが必須!

甲状腺機能低下症(橋本病)は、甲状腺ホルモンが何らかの原因で不足している状態をいいます。

甲状腺はのどぼとけのすぐ下にあり、甲状腺で甲状腺ホルモンがつくられます。

甲状腺ホルモンは体全体の新陳代謝を促進する他に、体温調節、脳や胃腸の活性化などの役割があります。体が活動するために必要なエネルギーをつくっているため、甲状腺ホルモンの不足によって活動が鈍くなり、体温が低くなったり、体のだるさ、むくみといった症状が起こります。

男女比は1:5と圧倒的に女性に多く、年齢では30~40歳に多くみられます。成人になってから発症するケースが多いですが、先天性のものもあり「クレチン症」と呼ばれます。

甲状腺機能低下症(橋本病)は、一般的に症状に乏しく、いわゆる不定愁訴と混同されてしまうことも多いです。そのため気づくのが遅れたり、気づいていない方も多くいます。

このコラムでは、甲状腺機能低下(橋本病)に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • とても寒がりの冷え性、汗をかかない
  • 便秘がちで、肌が乾燥してかさかさする
  • 太りやすかったり、顔がむくみやすい
  • 疲れやすく、元気が出ない、1日中眠い
  • 物忘れが多い

一般的な甲状腺機能低下症(橋本病)に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
一般的な治療法として、不足している甲状腺ホルモンを補う投薬療法が主となります。症状に合わせて薬の量を調節したり、薬を併用、長期的に服用されることがあります。

甲状腺機能低下症には、『原発性甲状腺機能低下症』と『中枢性甲状腺機能低下症』の2種類があります。

原発性甲状腺機能低下症で最も多いのは橋本病(慢性甲状腺炎)です。原因としては、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の手術として行われる放射線照射のアイソトープ治療法後のホルモンバランス異常、ヨウ素の過剰摂取などがあげられますが、明確な原因が分からない場合も多くあります。

中枢性甲状腺機能低下症には、下垂体が原因の『下垂体性甲状腺機能低下症』と視床下部が原因の『視床下部性甲状腺機能低下症』があります。脳腫瘍、脳外傷、くも膜下出血、下垂体前葉機能低下症、自己免疫性下垂体炎などで起こるとされていますが、脳外科手術後10数年経ってから発症することもあります。

どれも甲状腺をコントロールしている甲状腺ホルモンの分泌が少なくなって起こるものですが、強いストレスや、妊娠・出産などがきっかけで発症するともいわれます。

投薬療法や外科的手術以外では、健康的な食べ物を食べることや、適切や栄養剤を飲む、運動療法、リラクゼーションなど生活習慣を改善することがあげられます。

これらの外的要因を見直すことが甲状腺機能低下症(橋本病)の対策法とされていますが、どれも根本的な改善とはならず、その場限りの対処法となってしまいます。

考えてみてください。もし生活環境の乱れや精神的なストレスなどの外的要因が甲状腺機能低下症(橋本病)の原因だとしたら、なぜ甲状腺機能低下症(橋本病)になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、甲状腺機能低下症(橋本病)の対策法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。日常生活ではさまざまなストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境が変化することもあります。

それらの変化に対応し続けることは大変な作業です。だからこそ甲状腺機能低下症(橋本病)の対策として体の内に意識を向けることが大切です。

そもそも甲状腺機能低下症(橋本病)は「何かがおかしいですよ!今、体に負担がかかっていますよ!」と体が危険な状態だと教えてくれている体の内からの大切なSOSのサインです。

その体からの大切なサインをただ薬で消してしまうのではなく、問題となっている根本原因を見つけることが重要です。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、甲状腺機能低下症(橋本病)に対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
甲状腺機能低下症(橋本病)は甲状腺ホルモンが不足してしまっている状態ですが、もっとも考えられる原因は自律神経の乱れです。

自律神経が正常に機能していれば、体の代謝を維持するために甲状腺ホルモンは自然に分泌されます。

自律神経が乱れてしまうことで、脳と甲状腺がうまく連携が取れなくなり、結果としてホルモンバランス異常が起こります。

甲状腺ホルモンがつくられ分泌される過程では、まず血液中に甲状腺ホルモンが足りないと判断されると、神経を介して脳に伝達されます。

体の司令塔である脳の視床下部から放出される甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)が、脳下垂体を刺激して甲状腺刺激ホルモン(TSH)を放出します。

そして、甲状腺から甲状腺ホルモンが血液中に分泌され全身に作用します。ホルモンは多過ぎても、少な過ぎても体には負担がかかり、精神的・肉体的に及ぼしてしまいます。

自律神経のバランスが乱れていると、甲状腺ホルモンだけでなく、これらが機能するように円滑に働いていた組織同士の連携も乱れてしまいます。

重要なことは、脳と体を繋いでいる「神経の流れ」です。 脳と体を繋ぐ神経の流れに異常があると、脳は体の状態を把握できず適切な対処を行うことができません。

つまりどれだけ薬を飲もうと、また生活習慣を見直したところで、甲状腺機能低下症(橋本病)の根本改善とはならないのです。体の情報を脳へ届けてあげれば、脳は決して間違いを起こさずに、正しく対処してくれます。

カイロプラクティックケアで甲状腺機能低下症(橋本病)の根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

甲状腺機能低下症(橋本病)の症例紹介case introduction

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