不整脈

不整脈は自律神経が関係している!?

不整脈は自律神経が関係している!?

私たちの心臓は1日におよそ10万回も動いています。心臓は決して休むことなく、24時間動き続ける筋肉でできた強靭な臓器です。

心臓は4つの部屋で構成されており、全身から汚れた血液が戻ってくる部屋を右心房といい、汚れた血液を肺に送り込む部屋を右心室といいます。その後、肺で綺麗になった血液が戻ってくる部屋を左心房といい、綺麗になった血液を全身へ送り出す部屋を左心室といいます。

不整脈には、脈が速くなる頻脈(ひんみゃく)、脈が遅くなる徐脈(じょみゃく)など、脈が不規則になることを不整脈といいます。標準とされる回数は1分間に50~100の間であれば標準とされます。1分間に100以上の場合を頻脈といい、1分間に50以下を徐脈といいます。

心臓にある4つの部屋には、それぞれ「弁」と呼ばれる部分がありますが、その弁などになにか器質的疾患があることを考えると、早期に精密検査を受けて重病の可能性を消しておくことはもちろん重要ですが、精密検査を受けても異常なしと診断されるケースも少なくありません。

病院での精密検査でも異常なしと言われ、なぜ不整脈が出るのかと不安に感じている人も多いのではないでしょうか?

このコラムでは、不整脈に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 息切れがして胸が苦しくなる
  • 精密検査を受けても心臓は異常なしと言われた
  • 何もしていないのに息切れがして胸が苦しくなる
  • ドキドキするとめまいがしてくる
  • 脈が飛んだり、胸が一瞬つまる感覚がある

一般的な不整脈に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
一般的な不整脈の治療方法は主に3つあります。脈拍を整える抗不整脈薬などの薬物療法、心臓にカテーテルを通して治療するカテーテル療法、ペースメーカを使うデバイス療法などがあります。

心臓は電気信号によって動いています。原因がはっきりしない不整脈の場合、異常な電気刺激を発生させる部位が生まれつき存在している可能性もあります。

そういった生まれつき問題がある以外の場合は、生活習慣の乱れが原因であるとされています。高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病、喫煙、アルコール、日常生活での精神的なストレス、不規則な生活、睡眠時無呼吸など心臓に負担をかける外的要因が不整脈の原因だとされています。

これらの外的要因を見直すことが不整脈の対策法とされていますが、どれも根本的な改善とはならず、その場限りの対処法となってしまいます。

考えてみてください。もし生活環境の乱れや精神的なストレスなどの外的要因が不整脈の原因だとしたら、なぜ不整脈になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、不整脈の対策法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。日常生活ではさまざまなストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境が変化することもあります。

それらの変化に対応し続けることは大変な作業です。だからこそ不整脈の対策として体の内に意識を向けることが大切です。

そもそも不整脈は「何かがおかしいですよ!今、体に負担がかかっていますよ!」と体が危険な状態だと教えてくれている体の内からの大切なSOSのサインです。

その体からの大切なサインをただ薬で消してしまうのではなく、問題となっている根本原因を見つけることが重要です。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、不整脈に対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
不整脈とは、簡単にいえば心臓の脈のリズムが乱れている状態です。脈のリズムを整えているのは自律神経です。自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立ちます。

人間は外部の環境の変化や体内環境の変化は神経を通じて脳へ伝えます。脳はその受け取った情報をもとに心臓に電気信号を送り環境に適応しようとします。

体が緊張状態になる、あるいはストレスが掛かると、脳は交感神経を優位に働かせて脈拍を速くするため神経を通じて心臓へ電気信号を送ります。その結果、血液循環が高まり、ストレスがかかる環境の変化に適応することが可能となります。

脈の変動は環境の変化に適応するための大切な機能となります。つまり脳と心臓を繋いでいる「神経」による電気信号によって、心臓の筋肉は規則正しく収縮と弛緩を繰り返して脈を整えているのです。

重要なことは、脳と体を繋いでいる「神経の流れ」です。 脳と体を繋ぐ神経の流れに異常があると、脳は体の状態を把握できず適切な対処を行うことができません。

つまりどれだけ薬を飲もうと、また生活習慣を見直したところで、不整脈の根本改善とはならないのです。体の情報を脳へ届けてあげれば、脳は決して間違いを起こさずに、正しく対処してくれます。

カイロプラクティックケアで不整脈の根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

不整脈の患者様の声voice

不整脈が出なくなって、生理痛も薬を飲まなくてよくなった!

中学3年生のときに高校受験で部活動を引退してから具合が悪くなり、病院で不整脈だと診断されました。高校生からは生理痛や末端冷え性も気になって、運動をしなくなったからだと思っていました。

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