下痢(過敏性腸症候群)

下痢の根本改善には<br />
自律神経が大きな鍵!

下痢の根本改善には
自律神経が大きな鍵!

下痢(過敏性腸症候群)は、1日に3回以上の軟便、または水様便の排泄だと定義されています。腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が過剰になり、消化物が速く通過し、消化物の水分量が腸で十分に吸収できなくなり、水分量の多い便が排出される状態をいいます。

日本では1200万人、成人の10人に1人が下痢で悩まされているといわれています。いつも突然の腹痛に襲われ、通勤・通学や会議・テストなどで苦しんだ経験がある人も多いのではないでしょうか?

このコラムでは、下痢(過敏性腸症候群)に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでのアプローチの違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 急激な腹痛に襲われるので通勤電車が不安
  • 好きなものが食べられずにストレスを感じる
  • 大事な会議やテストの前はいつもお腹が痛くなる
  • 常にトイレの場所を気にしなければならないので行動が制限されている
  • 水分を少し飲むとすぐトイレに行きたくなる

一般的な下痢(過敏性腸症候群)に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
一般的に下痢は、食中毒など感染を起こしたとき、腸の水分吸収が不十分なとき、暴飲暴食やストレスなどで腸が動き過ぎるときに起こるとされています。

それ以外の原因としては、過度なダイエットで偏った食生活、不溶性食物繊維の摂取不足、運動不足、加齢、環境の変化や不規則な生活など外的要因が考えられます。

治療法としては、ウイルスや細菌に感染している場合は整腸剤や抗生物質を投与されます。慢性の場合は大腸カメラなどを使って検査をされますが、ほとんどの場合は生活習慣の改善やストレスを避けるようにアドバイスされます。これらは症状が緩和されることはあっても根本原因の改善とはなりません。

考えてみてください。もし生活環境の乱れや精神的なストレスなどの外的要因が下痢の原因だとしたら、なぜ下痢になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、下痢の対策法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。日常生活ではさまざまなストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境が変化することもあります。

それらの変化に対応し続けることは大変な作業です。だからこそ下痢の対策として体の内に意識を向けることが大切です。

そもそも下痢は「何かがおかしいですよ!今、体に負担がかかっていますよ!」と体が危険な状態だと教えてくれている体の内からの大切なSOSのサインです。

その体からの大切なサインをただ薬で消してしまうのではなく、問題となっている根本原因を見つけることが重要です。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、下痢に対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
腸は第2の脳と呼ばれており、独自の神経ネットワークを持っています。そのため脳からの指令がなくても、腸は独立して動くことができます。

下痢症状の多くは、慢性的な下痢、または便秘と下痢を繰り返しているケースがあります。

人間の内臓(意識していなくても動いているところ)は、すべて自律神経によってコントロールされています。

胃腸は副交感神経が優位の時に活発になります。逆に交感神経が優位になると腸の蠕動運動は低下します。過度なストレスをうけることで交感神経が優位に働き、便秘となりますが、その状態が長く続くと体には大きな負担となります。

すると脳の自己防衛反応によって、一気に副交感神経優位に切り返し、下痢となります。このとき何も対処せずにいると、結局ストレスの環境は変わらないため、便秘と下痢を繰り返すことになります。

またストレスを感じると、腸はセロトニンを過剰に分泌します。セロトニンは別名幸せホルモンと呼ばれており、全体の90%を腸から分泌していますが、ホルモンは多すぎても少なすぎても体にとっては負担となります。

セロトニンの分泌量が急激に増加すると、腸は不規則に収縮して下痢になります。これらは腸の防御反応として起こるものですが、このようにすべての症状には必ず意味があります。

重要なことは、脳と体をつなぐ「神経の流れ」です。

カイロプラクティックは、脳が体の状態を把握するために必要な神経の流れを正常に整えることを目的としています。

カイロプラクティックケアで自律神経を整えることで、脳が体の状態を把握することができれば、脳は決して間違いを犯しません。たとえ、ストレス環境下においても最適な対処をしてくれます。

下痢は決して病気ではなく、現在の体の状態を教えてくれる大切なSOSのサインです。そのサインをただ薬で消してしまうのではなく、体の内からしっかりと見つめ直していきましょう。

下痢はいつものことだからと諦めず、カイロプラクティックケアで根本原因を取り除き、快適な毎日に過ごしましょう。

下痢(過敏性腸症候群)の患者様の声voice

通学時にトイレを気にしなくてよくなった!

子供の頃からずっと下痢が続いていました。小学生の時はトイレにこもると同級生からイジられて、とても嫌でした。サッカーをやっていましたが、試合中にもトイレに行きたくなってチームメイトにも迷惑をかけていました。

慢性的な下痢がすっかり落ち着いた!

8年くらい前から慢性的な下痢がありました。コロナで在宅ワークになってからは、下痢が酷くなりトイレに行く頻度が明らかに増えました。今は在宅ワークだから自由にトイレに行けるけど、これが出社することになったらどうなってしまうのか不安がありました。

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