パニック障害の原因である脳内神経伝達物質のバランスは自律神経から!?
パニック障害とは、なんの前触れもなく、「動悸」、「息苦しさ」、「めまい」などの症状が繰り返し起こってしまうことをいいます。
パニック障害の発症頻度は、日本の人口の1.5~3.5%とされており、決して珍しい症状ではありません。100人中、2~3人が生涯の中で1度はパニック障害を発症するという計算になります。
発症年齢は20代前半が最も多く確認され、小児期や40代以降での発症はまれです。発症しても加齢とともに症状が落ち着くことが多く、65歳以上になると有病率は1%以下とほとんど確認されなくなります。
発症頻度は男性よりも女性の方が高く、男性と比べると女性の発症頻度は約2~3倍も多く確認されています。
パニック障害は、症状が突然現れるのが特徴で、その症状も人によってさまざまです。そのため、乗り物や人混みなどを不安に感じ、それを避けようとして回避行動も起こしてしまいます。
いつも「外出が怖い」、「人と会うのが怖い」、「発作が起きたらどうしよう」と過度に心配になり、日常生活の行動が制限されてしまうことはとても辛いことです。
パニック障害は突然症状が出てしまうため、本人にしかその苦しさは分からず、家族や職場など周囲の人に理解してもらえずに苦しんでいる人も多いのではないでしょうか?
このコラムでは、パニック障害に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。