アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は自律神経で改善される!?

アトピー性皮膚炎は自律神経で改善される!?

アトピー性皮膚炎とは、アレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多くみられる皮膚の炎症を伴う病気です。主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを慢性的にくり返すのが特徴です。

厚生労働省が発表した「患者調査」では、アトピー性皮膚炎の患者数はここ30年の間に倍増しています。子供など比較的若い世代に多く見られていましたが、近年では大人も増加傾向にあり、中には40代になってから発症してしまうケースも少なくありません。

慢性的に薬が手放せない人以外にも、これまでまったく皮膚疾患にかかったことがない人は、どのように対処したらいいか分からずに困っているという人も多いのではないでしょうか?

このコラムでは、アトピー性皮膚炎に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • かゆみが気になって睡眠の質が悪くなっている
  • いつまで経っても薬を手放せないことに苛立ちを感じている
  • 一時的なかゆみが治まってもすぐに再発してしまう
  • 寝ているときにかいてしまい悪化させてしまう
  • 肌荒れが酷くなり人前に出ることを躊躇してしまう

一般的なアトピー性皮膚炎に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
アトピー性皮膚炎は、6ヶ月以上続く状態は慢性とされており、重症度に応じて治療方法が分けられます。

まず、外用薬、保湿剤、内服薬などの薬物療法が基本となりますが、中にはステロイドなどの強い薬もあり副作用が懸念されます。また日々のスキンケアや、悪化させる原因への対策を指導されます。

アトピー性皮膚炎の原因は、日常生活でのストレス、暴飲暴食や偏った食生活、アルコールやカフェインの過剰摂取、喫煙、睡眠不足、寝不足など外的要因が原因であるとされています。

これらの外的要因を見直すことがアトピー性皮膚炎の対策法とされていますが、どれも根本的な改善とはならず、その場限りの対処法となってしまいます。

考えてみてください。もし生活環境の乱れや精神的なストレスなどの外的要因がアトピー性皮膚炎の原因だとしたら、なぜアトピー性皮膚炎になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、アトピー性皮膚炎の対策法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。日常生活ではさまざまなストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境が変化することもあります。

それらの変化に対応し続けることは大変な作業です。だからこそアトピー性皮膚炎の対策として体の内に意識を向けることが大切です。

そもそもアトピー性皮膚炎は「何かがおかしいですよ!今、体に負担がかかっていますよ!」と体が危険な状態だと教えてくれている体の内からの大切なSOSのサインです。

その体からの大切なサインをただ薬で消してしまうのではなく、問題となっている根本原因を見つけることが重要です。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、アトピー性皮膚炎に対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
アトピー性皮膚炎は、自律神経と大きく関係しています。ストレスが大きく関係するといわれているアトピー性皮膚炎ですが、人間はストレスがかかると交感神経が優位に働くようにできています。その状態が長く続くと交感神経が過剰に働くようになり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

では、自律神経のバランスが乱れると、体内ではどのようなことが起こるのでしょうか。

交感神経が優位になると、白血球の一種である顆粒球の比率が上昇します。顆粒球には好酸球、好中球、好塩基球の3種類があり、細菌や寄生虫が体内に侵入した際に対処する働きがあります。

副交感神経が優位になると、白血球の一種であるリンパ球の比率が上昇します。リンパ球には、キラーT細胞、ヘルパーT細胞、制御性T細胞、B細胞、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)があり、抗体を作って抗原を攻撃したり、汚染細胞を処理したりする働きがあります。

自律神経が乱れると、これら体内の白血球の比率が乱れ、自己免疫が暴走をします。

交感神経が過剰になると白血球の顆粒球が増加します。顆粒球の比率が上昇すると、細菌を退治する際に必要な活性酸素が増加します。反対に、副交感神経が過剰に働くとリンパ球が増えすぎてしまい、わずかな刺激に過敏に反応してアレルギー反応が起こります。

また副交感神経が優位になり過ぎると、血管が拡張し、血流が悪くなります。そのため、体の老廃物を排毒する働きも落ち、肌から毒素を排毒するといった人間の防御反応が出てきます。

これらの結果として、皮膚が炎症を起こしやすい状態となり、皮膚の乾燥や傷口が治りにいといった状態となり、アトピー性皮膚炎となってしまうのです。

自律神経のバランスが正常であれば、過剰にアレルギー反応が起こることはありません。ストレスにも正しく対応できますし、体に溜まった毒素を正しく排毒することができます。

重要なことは、脳と体を繋いでいる「神経の流れ」です。 脳と体を繋ぐ神経の流れに異常があると、脳は体の状態を把握できず適切な対処を行うことができません。

つまりどれだけ薬を飲もうと、また生活習慣を見直したところで、アトピー性皮膚炎の根本改善とはならないのです。体の情報を脳へ届けてあげれば、脳は決して間違いを起こさずに、正しく対処してくれます。

カイロプラクティックケアでアトピー性皮膚炎の根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

アトピー性皮膚炎の患者様の声voice

人前に出られないほどの肌荒れが薬に頼らず自分のチカラで治ったことに感動した!

2年前に急に全身アトピー性皮膚炎になりました。子供の頃からアトピー持ちでしたが背中が少し痒くなるくらいで大人になってからは皮膚科にも通っていませんでした。それが突然、何が悪かったのか全身にニキビのような肌荒れが広がってしまい、人前に出るのも恥ずかしくなりました。

仕事にも支障をきたしていたアトピー性皮膚炎による肌荒れが改善した!

子供の頃からアレルギー体質でした。肌荒れも頻繁にしていて、運動療法でかなり改善されました。大人になってからは各種アレルギー反応も落ち着いていたのですが、自分のスポーツジムを開業する多忙の影響かアトピー性皮膚炎による肌荒れが酷くなってしまいました。クライアントの皆さんに運動というジャンルで健康を提供している身としては、外から見ただけでアトピー性皮膚炎を発症してしまうトレーナーとしては説得力がなくなってしまうという恐怖がありました。

pagetop