むくみ

むくみは自律神経が乱れていることのサイン!?

むくみは自律神経が乱れていることのサイン!?

「むくみ」というのは、何らかの原因によって、皮膚ないし皮膚の下に水分が溜まった状態のことをいいます。

2019年に行われた厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、女性の足のむくみやだるさの症状がある人は、人口1000人に対して46.9%にのぼります。

また、むくみは女性特有のものと思われがちですが、20~50代の男女に行ったインターネット調査によると、むくみを感じると答えた人の割合は女性64.5%を占める一方で、男性も36.2%と決して少ない数字ではありません。

むくみは、日常でよくみられる症状ですが、むくみが酷くなると靴を履くだけで痛みが出るという人もいます。7もしかしたら、何かの病気が隠れているのかもと不安に感じている人も多いのではないでしょうか?

このコラムでは、むくみに対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 夕方になると靴を履くのも辛いほど足がむくんでしまう
  • 生理前になると体全体がむくんでしまう
  • 夏場でも体が冷えて寝付けない
  • 毎朝顔がむくんで出掛けるのが嫌になる
  • 体全体にだるさを感じて動く気力が湧かない

一般的なむくみに対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
一般的なむくみの対策は、まず日常生活から体を積極的に動かして体の血行を良くしていくことが有効とされています。定期的な運動を取り入れるほか、普段から階段を使う、できるだけ早足で歩くなど、特に足を動かすことが重要とされています。

むくみの主な原因には、立ち仕事やデスクワークなど長時間の同じ姿勢、日常生活でのストレス、運動不足、体の冷えによる血行不良、塩分の過剰摂取、アルコールやカフェインの過剰摂取、女性の月経周期に伴う女性ホルモンの変動、睡眠不足などが考えられます。

これらの外的要因を見直すことがむくみの対策法とされていますが、どれも根本的な改善とはならず、その場限りの対処法となってしまいます。

考えてみてください。もし生活環境の乱れや精神的なストレスなどの外的要因がむくみの原因だとしたら、なぜむくんでしまう人とむくまない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、むくみの対策法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。日常生活ではさまざまなストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境が変化することもあります。

それらの変化に対応し続けることは大変な作業です。だからこそむくみの対策として体の内に意識を向けることが大切です。

そもそもむくみは「何かがおかしいですよ!今、体に負担がかかっていますよ!」と体が危険な状態だと教えてくれている体の内からの大切なSOSのサインです。

その体からの大切なサインをただ薬で消してしまうのではなく、問題となっている根本原因を見つけることが重要です。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、むくみに対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
むくみとは、血液中の水分が血管の外に浸み出した状態で起こります。脚の血液やリンパ液の循環が悪くなり、細胞のすき間などに水分が停滞することがむくみという症状の正体です。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

私たち、人間の体は水分がとても多い割合となっています。年齢によって多少の変動はありますが、体全体でおよそ60%が水分で構成されています。

体重の約6割を占める水分ですが、そのうちの約3分の2は細胞内に存在しています。残り3分の1は、細胞と細胞の間に存在する細胞間液と血液にあり、細胞の外に存在していることになります。

体内にある水分は、栄養分や老廃物を血液中に溶かし運びます。栄養や酸素は心臓へと運ばれ全身に循環させるようにできています。この循環によって体の中では常にエネルギーが作られていますが、その際体の中ではさまざまな老廃物が発生します。

二酸化炭素、アンモニア、尿素、尿酸などの老廃物は、血液に溶けた状態で腎臓に運搬された後、ろ過され尿として排出することで血液成分濃度を一定にしていますが、このエネルギーを作り出してから老廃物を排出する過程において問題が起こるとむくみの原因になりえます。

心臓の機能が低下すると全身に血液を循環させる力が低下して、血液中の水分が細胞に染み出してしまいます。血液循環が悪くなると腎臓の働きが悪くなり、尿が作られにくくなって体に不要な水分が溜まり悪循環となってしまいます。

肝臓ではアルブミンというたんぱく質が作られますが、アルブミンは血管中の血液量や体内での水分の量を調整する重要な働きをしており、血液中の水分をとどめて血管内の浸透圧を維持して、血管内の物質の運搬や保持をしています。

甲状腺からは全身の代謝を司るホルモンが分泌されています。全身の代謝が低下することは、そのままむくみの原因となってしまいます。

卵巣から分泌されるプロゲステロンという女性ホルモンは、体の外に水分や老廃物が排出されにくくする作用があるため、下半身がむくみやすくなります。そして生理前に増加し続けたプロゲステロンが徐々に減少すると、今度は冷えを感じやすくなり、体が血行不良になりやすくなってしまうこともむくみの原因に繋がります。

これらのむくみに関する、心臓、腎臓、肝臓、甲状腺、卵巣などの臓器の働きをコントロールしているのは自律神経です。自律神経のバランスが乱れるということは、これらのむくみに関する臓器の働きが乱れることを意味しています。

重要なことは、脳と体を繋いでいる「神経の流れ」です。 脳と体を繋ぐ神経の流れに異常があると、脳は体の状態を把握できず適切な対処を行うことができません。

つまりどれだけ薬を飲もうと、また生活習慣を見直したところで、むくみの根本改善とはならないのです。体の情報を脳へ届けてあげれば、脳は決して間違いを起こさずに、正しく対処してくれます。

カイロプラクティックケアでむくみの根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

むくみの患者様の声voice

足のむくみが解消されて学生時代のズボンが履けるようになった!

社会人になってから10年間、慢性的な腰痛がありました。ある日、靴も履けないほど足がむくんでしまいました。その少し前から足が痺れたり、下半身が冷たくなったりしていました。

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