長引く膝の違和感や繰り返す痛みに。膝を揉む前に「骨盤のバランス」を見直すべき本当の理由
階段の上り下りで膝がチクチク痛む、歩くたびにカクカクと違和感がある、湿布を貼ったりマッサージをしたりするとその場は楽になるけれどすぐに痛みを繰り返してしまう……。
そんな慢性的な膝の不調に悩む女性は非常に多く、「もう長年のことだから」と諦めて上手につきあっていくしかないと思っている方も少なくありません。
膝が辛いとき、私たちはどうしても「痛む膝の関節」や「硬くなった太ももの筋肉」ばかりに目を奪われがちです。
しかし、カイロプラクティックの目的はどのような膝の不調であっても、まず最初にお体全体の土台である「骨盤」とそれを動かす「神経の指令」を精密にチェックします。なぜなら、膝に慢性的なトラブルが起きている本当の原因は、膝そのものではなく、骨盤のバランスの乱れにあるケースがほとんどだからです。
今回のコラムでは、長年繰り返す膝の不調と骨盤の切っても切れない深い関係についてお伝えしていきます。
■ 膝は被害者。過剰な負担を強いている黒幕は「骨盤のロック」にあります
人間の体は、歩いたり走ったりするときに受ける地面からの衝撃を、足首、膝、股関節をクレーンのように連動させて上手に分散させる仕組みを持っています。その中でも最大の衝撃吸収装置として働いているのが、すべての土台である骨盤です。
日々の姿勢の崩れや生活習慣、ストレスなどによって骨盤がロックされて動きを失ってしまうと、骨盤は衝撃を吸収する働きが低下してしまいます。
骨盤で吸収されなくなった凄まじい衝撃は、そのすぐ下にある膝関節へとダイレクトに突き上げていくことになります。つまり、骨盤という土台が傾いたり硬くなったりしているせいで、膝は毎日、本来の何倍もの重労働を強いられ続けているのです。この状態のまま膝を温めたりマッサージをしたりしても、原因である骨盤の身代わりとして膝が悲鳴を上げ続けているため、なかなかスッキリと引き去ることはできません。
■ 脳から膝へつながる「神経の電線」が、筋肉の働きを狂わせる
もう一つ、骨盤をみなければならない決定的な理由が、脳と筋肉を結ぶ「神経の指令」にあります。膝の関節を正しく支え、スムーズに曲げ伸ばしするためには太ももや膝まわりの筋肉が左右前後でバランスよく働く必要があります。
この筋肉たちに「今、これくらいの力で支えなさい」と24時間完璧な命令を送っているのが、脳から背骨、そして骨盤を通って足へと伸びる自律神経や運動神経です。
膝まわりを支える重要な神経の出発点は、すべて腰の骨や骨盤のすぐそばにあります。そのため、骨盤のバランスが乱れて神経の通り道に渋滞(ノイズ)が起きると、脳からの正しい指令が太ももの筋肉に届かなくなってしまいます。スイッチがうまく入らなくなった筋肉は硬く縮こまり、膝の関節を不自然な方向へ引っ張ってしまうため、関節の特定の一部分にばかり摩擦が起き、長年の違和感や繰り返す痛みを引き起こす原因になってしまうのです。
■ 表面的な痛みを追うのではなく、関節が自ら若々しさを保つ環境をつくる
膝の違和感を放置していると、やがて関節そのものの変形につながってしまうこともあります。だからこそ、なぜそこまで膝に負担がかかってしまったのかという根本の原因に今のうちから気づいて取り除いてあげることは、将来の健やかな歩みを守るためにとても重要です。
カイロプラクティックケアは、膝という一部分だけを無理に変えようとするのではなく、神経の根本である骨盤や背骨の環境を整えていきます。
骨盤のロックが解除され、脳からの指令が太ももや膝の筋肉へ100%クリアに届くようになれば、体は再び正しい歩き方や衝撃の分散の仕方を思い出します。膝への異常な摩擦や圧迫が消えれば、慢性的な重だるさや不調から解放され、驚くほどスムーズに一歩を踏み出せるようになっていくのです。
ご予約・お問合せはお電話またはLINEから
- お電話での予約
- TEL:0466-21-9624
- LINEでの予約
- QRコードを読み取り、トーク画面から「予約希望」とご連絡ください。

執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。


