自律神経の乱れが“冷えやすさ”をつくり、更年期症状を不安定にさせる理由
寒い季節になると、更年期症状が一段と強まると感じる方は多くいます。しかし、実際には“寒さそのもの”が直接の原因ではありません。本来、私たちの身体には外気温が下がっても体温を保つ力が備わっています。
ところが、自律神経が乱れているとその仕組みがうまく働かず、結果的に冷えやすくなり、更年期症状も悪化しやすくなるのです。
今回のコラムでは、自律神経の乱れがどのように冷えにつながり、更年期症状を強くしてしまうのかをカイロプラクティックの視点からお伝えしていきます。
■ 自律神経が乱れると体温調節が働きにくくなり、冷えにつながる
自律神経は、体温や血流、内臓の働きを24時間休まず調整するシステムです。健康な状態であれば、寒さを感じた瞬間に血管をキュッと締めて熱が逃げないようにしたり、筋肉を震わせて熱を生み出したりして体温を守っています。
しかし更年期に入ると、女性ホルモンの変動が大きくなることで自律神経の調整力が落ちやすくなります。そうすると、本来であれば瞬時に行うはずの「寒さへの反応」が遅れたり、逆に過剰になったり、弱すぎたりと安定しなくなります。
その結果、身体は冷えに適切に反応できず、短時間でも冷えやすい状態になってしまうのです。
■ 体温調節の乱れは血流低下を招き、更年期症状を悪化させる
自律神経の不安定さが続くと、血管の収縮や拡張のコントロールも乱れ、手足の冷え・筋肉のこわばり・頭痛・倦怠感などが起こりやすくなります。
さらに更年期は、エストロゲンの低下によって血管の弾力性も失われやすい時期です。そのため、もともと血流が滞りやすく、冷えが慢性化しやすい状態になっています。
こうした血流の不安定さが続くと、身体の芯まで冷えるような感覚が定着し、自律神経の乱れはさらに強まります。その結果、ホットフラッシュの波が不規則になったり、睡眠が浅くなったりと、更年期症状全体が悪化しやすくなるのです。
■ 自律神経を整えることで冷えに強い身体を取り戻し、更年期の不調が安定する
更年期の冷えが強まる背景には、ホルモンバランスの変化による自律神経の不安定さが深く関わっています。自律神経が整うことで体温調整力や血流のコントロールが回復し、冷えに対する身体の耐性も高まります。
カイロプラクティックでは、背骨や骨盤のバランスの乱れを整えることで神経伝達の乱れを改善し、自律神経の働きをスムーズにするアプローチを行います。神経の流れが整うことで血流が改善され、体温調整も正常に働きやすくなり、冷えによる倦怠感や頭痛、ホットフラッシュの揺らぎも軽減しやすくなります。
更年期の冷えは、単なる体温の低下ではなく、ホルモン・自律神経・血流・姿勢・内臓の状態が複雑に絡み合って起こる“全身のバランスの崩れ”です。
カイロプラクティック・ケアを通して身体の土台から整えることで、冷えに強い状態をつくり、更年期特有の不調を内側から改善していきましょう。
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執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。


