2025.11.22

【更年期と足首の痛み】実はホルモン・自律神経・姿勢の乱れが深く関係している?

カテゴリ: 健康通信
【更年期と足首の痛み】実はホルモン・自律神経・姿勢の乱れが深く関係している?

更年期に入ると、肩こりや頭痛、のぼせなどの症状はよく知られていますが、実は「足首の痛み」や「足関節の不安定感」を訴える女性が多いことはあまり知られていません。

朝起きて立ち上がると足首がズキッと痛む。
歩くと足首の外側が不安定で怖い。
運動すると腫れやすい……。

こうした悩みは、更年期のホルモンバランス、自律神経、姿勢の変化が複雑に絡み合って起きています。

今回のコラムでは、更年期に足首の痛みが生じる理由とカイロプラクティックの関係性についてお伝えしていきます。

■ ホルモンバランスの変化が足首の構造的な弱さを引き起こす

更年期になるとエストロゲンが大きく減少し、筋肉・靭帯・骨のすべてに影響が出ます。エストロゲンは、骨の強度を支え、靭帯をしなやかに保ち、筋肉の回復を助ける役割を担っています。そのため、このホルモンが低下すると足首周りの靭帯は硬さと弱さの両方を抱え、関節が不安定になりやすくなります。

さらに、足首は体重を支えるうえに非常に細い関節構造のため、わずかな靭帯機能の低下でも「ぐらつく」「かたい」「動かすと怖い」という感覚が強く出ます。加えて、骨密度の低下も同時に進むため、足首周囲の骨・軟骨への負担が増え、痛みが出やすい状態になります。

実際に、「運動しても治らない足首の痛み」が更年期に入ってから増えたという方は少なくありません。

■ 自律神経の乱れによる血流低下が足首の回復力を落とす

更年期はホルモン変動により自律神経が揺れやすく、体温調整・血管の収縮・筋肉の緊張バランスがうまく働きません。

自律神経が乱れると、足先の血流が低下し、筋肉や靭帯の回復速度が落ちてしまいます。その結果、軽い負担でも炎症が長引いたり、腫れやすくなったりします。

とくに夜間や朝起きた直後に痛みが出る場合は、この血流低下が関わっていることが多く、「冷えて痛みが強い」「歩き始めがつらい」という症状として現れます。

また、自律神経が乱れることで筋肉が過緊張になり、ふくらはぎや足裏の筋膜が硬くなって足首を引っ張るため、痛みはさらに強くなってしまいます。

■ 姿勢の崩れと骨盤の不安定が足首に過剰な負荷をかける

更年期には筋力低下が起こりやすく、骨盤や体幹の安定性が落ちて姿勢が崩れやすい状態になります。骨盤が前後どちらに傾いても重心が乱れるため、足首が本来の動きではなく“代わりの動作”を強いられます。その結果、歩行時の着地の衝撃が足関節に集中し、繰り返しの負担が痛みを引き起こします。

さらに、姿勢が崩れると肋骨や胸郭の動きが硬くなり、呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと横隔膜の働きが低下し、体幹が不安定になることで、足首がバランスを補う負担を受け続けてしまいます。

カイロプラクティックでは、この連鎖を止めるために背骨と骨盤の歪みを整えて神経の流れを改善し、足首に過剰な負荷がかからない身体の使い方へ導いていきます。また、胸郭の柔軟性を取り戻すことで、呼吸が深くなり自律神経が安定し、血流やホルモン代謝がスムーズに働きやすくなります。結果として、足首の痛みだけでなく、更年期特有の体調の波が緩やかになっていきます。

足首の痛みは単なる関節の問題ではなく、更年期のホルモン変動、自律神経の乱れ、血流低下、姿勢の崩れなど複数の要因が重なって生じる「全身のサイン」です。

カイロプラクティックで身体全体のバランスを整えることで、足首の負担が軽減されるだけでなく、更年期の不調も根本から改善へ向かいます。

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中島 恵

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。

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