【更年期と足のつり】なぜ増える?その背景にある神経・血流・ホルモンの深い関係
「夜中に足がつって飛び起きる」
「運動中だけでなく、普段の生活でもふくらはぎがつりやすくなった」
こうした悩みは、更年期世代の多くにみられます。単なる“筋肉の問題”と思われがちですが、背景には自律神経・血流・ホルモンバランスの変化が複雑に絡んでいます。
今回のコラムでは、更年期になると足がつりやすくなる理由をカイロプラクティックがどのようにサポートできるかを紹介します。
■ 更年期になると足がつりやすくなるのはなぜ?
更年期には女性ホルモン(エストロゲン)が大きく低下します。エストロゲンは血管を広げ、筋肉の柔軟性や代謝を保つ働きがあります。しかしこのホルモンが減ってしまうことで血管が収縮しやすくなり、筋肉に運ばれる酸素や電解質が不足しやすい状態になります。すると筋肉が興奮しやすくなり、ふくらはぎを中心に「つる」という症状が生じやすくなります。
さらに自律神経の乱れによって手足が冷えやすくなり、夜間には特に血流が低下します。筋肉も緊張しやすくなるため、寝ている間に突然こむら返りが起こる頻度が高くなります。
国際更年期学会の調査でも、50代女性の約40%以上が「足がつりやすい」と回答しており、更年期に特徴的な身体の変化として広く認識されています。
■ 足がつるメカニズム:カギは「神経伝達」と「血流」
筋肉は神経によってコントロールされています。しかし更年期には自律神経の乱れが起こりやすく、神経の伝達が不安定になります。交感神経が優位になると筋肉が必要以上に緊張し、睡眠中でも収縮しやすい状態が続きます。この状態は夜間のこむら返りの大きな引き金となります。
また、更年期の女性は末梢の血流が低下しやすく、冷えやむくみが起きやすくなります。血流が悪くなることで筋肉への酸素供給が不十分になり、筋肉細胞が異常収縮を起こしやすくなります。
さらに姿勢の崩れや背骨の硬さによって脊柱周囲の緊張が強まると、ふくらはぎにつながる神経の通り道が狭くなり、神経が誤作動しやすくなります。神経はわずかな圧でも伝達機能が大きく低下するため、この軽微な圧迫が足のつりを助長してしまうのです。
夜のこむら返りは単に「筋肉が疲れたから」起きるのではなく、神経の不安定さと血流不足が重なって起きる“体のサイン”と言えます。
■ カイロプラクティックがサポートできる理由
更年期の足のつりは、ホルモン低下だけが原因ではありません。神経の流れ、姿勢、筋肉の柔軟性、胸郭や肋骨の動き、さらには肝臓の代謝や呼吸機能まで、さまざまな要素が影響し合って起きています。
カイロプラクティックでは、脊柱や骨盤のアライメントを整えることで自律神経のバランスを安定させ、足への神経伝達がスムーズに行われるようにしていきます。背骨の動きが改善すると、過剰な筋緊張が緩和され、神経の誤作動も減り、足がつりにくい状態へ近づきます。
さらに胸郭の柔軟性を回復させることで、横隔膜や肝臓の動きもサポートされます。肋骨が硬くなると肝臓の位置や血流調整にも影響が出るため、胸郭の動きが滑らかになることは全身の代謝改善にもつながります。呼吸が深まり、血液の巡りが良くなることで足先まで温かくなり、夜間の血流低下を防ぐ助けになります。
こうした全身の連動が整うことで、更年期特有の「つりやすさ」は確実に減少していきます。
カイロプラクティックは、神経と血流のバランスを整えることで、足がつる体質そのものを内側から変えていくアプローチです。
■ ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ
「夜中の足のつりで眠れない」
「以前よりふくらはぎがつりやすくなった」
そんなお悩みは、更年期の自律神経バランスや姿勢の乱れが関係しているかもしれません。
カイロプラクティックで神経の流れを整え、つりにくい身体づくりをサポートいたします。
📍前田カイロプラクティック藤沢院
神奈川県藤沢市鵠沼橘1-17-4 第一興産28号館402
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執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。


