2026.07.07

「肩こりや腰痛は年齢のせい?」そう考える前に知っておきたいこと

「肩こりや腰痛は年齢のせい?」そう考える前に知っておきたいこと

肩こりや腰痛が続くと、「もう年齢のせいだから仕方がない」と思ってしまうことはありませんか。

若い頃は一晩寝れば楽になっていたのに、最近は疲れが抜けにくく、肩や腰の不調が続くようになった。「歳を重ねれば誰でもそうなるものだ」と考えながら、毎日を過ごしている方も少なくありません。

実際に、当院へご来院される患者さんからも、「年齢だから改善しないと思っていました」「もう歳なので、ある程度は我慢するしかないですよね」といったお話を伺うことがあります。

もちろん、年齢を重ねることで身体にはさまざまな変化が起こります。しかし、「年齢を重ねたこと」と、「現在感じている肩こりや腰痛の原因」が必ずしも同じとは限りません。

もし本当に年齢だけが原因なのであれば、同じ年代の人は皆、同じような肩こりや腰痛で悩んでいることになります。しかし実際には、年齢が近くても元気に活動している人もいれば、慢性的な不調に悩んでいる人もいます。

では、その違いはどこにあるのでしょうか。

このコラムでは、「肩こりや腰痛は年齢のせい」と考える前に知っておきたい身体の考え方や、当院が身体全体を評価する理由について解説していきます。

■年齢を重ねると肩こりや腰痛が増えやすいと言われる理由とは?

■年齢だけでは説明できない肩こりや腰痛もあります

ここまでお読みいただくと、「年齢を重ねることで肩こりや腰痛が増えやすくなるのは仕方がないことなんだ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、加齢によって身体に変化が起こることは事実です。しかし、それだけで現在の肩こりや腰痛を説明できるのであれば、一つ疑問が残ります。

それは、同じ年代でも肩こりや腰痛に悩む人と、まったく悩まない人がいるということです。また、レントゲン検査で椎間板の変性や骨の変化を指摘されても症状がない人もいれば、画像上は大きな異常が見つからないにもかかわらず、慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる人も少なくありません。

つまり、「年齢」や「画像検査の結果」だけでは、現在感じている症状を十分に説明できない場合があるということです。

私たちの身体は、筋肉や関節だけでできているわけではありません。骨格や筋肉、関節、椎間板、そして神経など、それぞれが互いに影響し合いながら身体全体のバランスを保っています。そのため、一つの場所だけを見ていては、本当に身体で何が起きているのかが見えてこないこともあります。

例えば、肩こりだからといって肩だけに原因があるとは限りません。また、腰痛だからといって腰だけに原因があるとも限りません。身体は一つの場所だけが独立して働いているわけではなく、全身がつながりながら機能しているからです。

だからこそ、「年齢のせいだから仕方がない」と結論づける前に、今の身体を全体として捉え、「なぜその症状が現れているのか」という視点で考えることが大切になります。

では、当院では肩こりや腰痛をどのような視点で評価しているのでしょうか。

■当院では肩こりや腰痛をこのように考えています

当院では、肩こりや腰痛を単に「年齢のせい」と考えることはありません。

もちろん、加齢による身体の変化は誰にでも起こります。しかし、その変化だけで現在の症状を説明できるのであれば、同じ年代の人は皆、同じような肩こりや腰痛に悩んでいるはずです。実際にはそうではなく、年齢が高くても元気に過ごしている人もいれば、若い年代でも慢性的な不調に悩んでいる人も少なくありません。

私たちが大切にしているのは、「肩が痛いから肩だけを見る」「腰が痛いから腰だけを見る」という考え方ではなく、「なぜその人の身体に、その症状が現れているのか」という視点です。

人の身体は、脳から全身へ張り巡らされた神経によって、それぞれの組織が連携しながら働いています。そのため、神経の働きが十分に発揮されているかどうかは、身体を健康な状態で維持するために欠かせない要素の一つです。

だからこそ当院では、一つの検査や一つの症状だけで判断することはありません。体表温度検査・視診検査・静的触診・動的触診・レントゲン評価という5つの検査法を組み合わせ、身体全体を総合的に評価しています。

一つひとつの検査にはそれぞれ異なる役割があります。一つの検査だけでは分からないことでも、複数の検査結果を照らし合わせることで、今、その人の身体で何が起きているのかをより詳しく把握することができます。

私たちが目指しているのは、肩こりや腰痛という症状だけを見ることではありません。今、その人の身体の状態を正しく評価し、本来備わっている「治るチカラ」を十分に発揮できる状態なのかを確認することです。

肩こりや腰痛を「年齢のせいだから仕方がない」と諦める前に、ご自身の身体をさまざまな角度から詳しく評価することが、健康への第一歩になるかもしれません。

肩こりや腰痛は、多くの方が一度は経験する身近な症状です。そのため、「年齢のせいだから」「仕方がないものだから」と、そのまま受け入れてしまう方も少なくありません。

しかし、大切なのは年齢だけで判断することではなく、今の身体で何が起きているのかを正しく知ることです。もし肩こりや腰痛が続いているのであれば、一度ご自身の身体を詳しく評価してみませんか。

身体の状態を正しく知ることが、健康への第一歩になるかもしれません。

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前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が銀座に開院した塩川カイロプラクティックに内弟子として入り、塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事。副院長まで務める。
また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務め、後任の育成にも力を入れている。
2023年5月、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティックで学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院として、地元である藤沢の地で「前田カイロプラクティック藤沢院」を開院。

シオカワグループの一員として、インサイドアウトの健康文化を日本に根付かせるため、一人でも多くの人にカイロプラクティックの持つ無限の価値を知っていただくことを使命とし、感謝・感動・希望に溢れる社会の実現を目指している。

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