「月経が終わったあと、女性ホルモンの代わりをしてくれるのは誰? ー 更年期更年期後の体の新しいバランス ー
女性の体は、一生を通してホルモンに大きく影響を受けています。
月経がなくなる更年期を迎えると、「女性ホルモンがなくなる=急に老ける」「体が変わってしまう」と不安に感じる方も多いでしょう。
しかし実際には、体の中で“女性ホルモンの代わり”となる働きを担う仕組みがあり、うまくバランスを取ろうとしています。
今回のコラムでは、更年期後に女性ホルモンの代わりをしている体の仕組みとカイロプラクティックの関係性についてお伝えしていきます。。
■ 女性ホルモンが減ると、体の中で何が起こるのか
更年期を境に、卵巣の機能が少しずつ低下し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少します。この急激な変化によって、のぼせ、動悸、冷え、関節痛、気分の浮き沈みなどが起こりやすくなります。
ホルモンは全身の臓器に影響しているため、自律神経のバランスも乱れやすく体温調節や睡眠、感情コントロールなどにも影響が出るのです。
■ 女性ホルモンの“代わり”をしているのは副腎と脂肪組織
月経が終わっても、女性ホルモンが完全に「ゼロ」になるわけではありません。
実は、副腎や脂肪細胞が少量のエストロゲンを作り出して体のバランスを保つサポートをしています。
副腎は「ストレスホルモン」で知られるコルチゾールを分泌する臓器ですが、同時にエストロゲン様の物質を生成する能力も持っています。
また、脂肪組織もホルモン代謝の場として機能し卵巣の役割を部分的に引き継いでいるのです。
そのため、更年期以降に急激なダイエットを行うと体のバランスを崩しやすくなります。
■ カイロプラクティックで整える「ホルモンが働きやすい体」
女性ホルモンの分泌や代謝は、自律神経の働きと密接に関係しています。副腎の働きが低下していると、ホルモンの代替え機能がうまく働かず、倦怠感や不眠、感情の不安定などが続くことがあります。
カイロプラクティックでは、背骨や骨盤のバランスを整えることで、自律神経の働きを正常化し、副腎機能のサポートを行います。体の構造を整えることでホルモンの“代役”がスムーズに働き、自然と体が軽くなる方も多いです。
月経が終わっても、女性ホルモンの働きは完全に途切れるわけではありません。副腎や脂肪組織など、体のさまざまな部分がバランスを取りながらサポートしています。カイロプラクティックを通してその働きを助け、更年期後も自分らしく快適に過ごしましょう。
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執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。


