月経不順は、「体からのサイン」

「最近、生理が遅れている」
「周期がバラバラ」
「経血量がいつもと違う」
そんな月経の乱れは、単なる偶然ではなく“体からのサイン”かもしれません。
私たちの体は常にバランスを保とうとしています。もしそのバランスが崩れると、まず最初に変化が表れやすいのが「月経リズム」です。
特に自律神経や女性ホルモン、そしてそれらをコントロールする脳の働きが関係しています。
今回のコラムでは、月経不順の根本原因をカイロプラクティックの視点からお伝えしていきます。
■ こんな経験、ないですか?
・「最近、生理が遅れたり早まったりしている…」
ストレスや疲れがたまっているときほど、月経周期が乱れやすくなる。
・「寝ても疲れが取れず、イライラや頭痛が増えた」
自律神経が乱れると、体のリズムが崩れやすくなり、ホルモンバランスにも影響が。
・「冷えやむくみ、肌荒れがひどくなった」
血流の低下やホルモン分泌の乱れが、体の内側からのサインとして現れています。
■ 脳が司る「女性ホルモンのリズム」
月経のコントロールセンターは、脳の視床下部と下垂体にあります。視床下部は体温や睡眠、感情、自律神経を司る“体の司令塔”。ここから出されるホルモンの指令が卵巣に伝わり、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌が行われます。
つまり、脳がストレスや疲労、睡眠不足などの影響を受けると、ホルモンの分泌指令が乱れやすくなり、月経周期にも影響が出るのです。
「心が疲れると生理が遅れる」といった現象には、こうした生理学的な理由があります。
■カイロプラクティックで“脳と体のつながり”を整える
自律神経(交感神経と副交感神経)は、脳と体の間をつなぐ大切な神経ネットワークです。
緊張状態が続くと交感神経が優位になり、血流が悪化し、子宮や卵巣への栄養・酸素の供給が低下します。その結果、ホルモンのリズムが乱れやすくなるのです。
反対に、副交感神経がしっかり働くと体がリラックスし、内臓やホルモン系もスムーズに働きます。
つまり、自律神経を整えることは「女性ホルモンを整えること」に直結します。
カイロプラクティックでは、背骨や骨盤の歪みを調整し、神経の流れをスムーズにすることで脳と体のコミュニケーションを取り戻します。
自律神経のバランスが整うと、脳の指令がスムーズに伝わり、ホルモンリズムや月経周期の回復にもつながります。
月経不順は「体のどこかが助けを求めているサイン」。
そのサインを無視せず、体の内側から整えていくことで、心も体も軽やかにリズムを取り戻していきましょう。
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執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。