2025.09.07

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カテゴリ: 健康通信
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「最近、生理のたびにお腹の張りが強い」
「疲れが取れず、気分も落ち込みやすい」
そんな不調を感じていませんか?

 

子宮筋腫は良性の腫瘍で、30代から40代の女性の多くにみられるといわれています。筋腫そのものは命に関わるものではありませんが、生理痛の悪化、出血量の増加、貧血、腰痛や下腹部の重さといった症状が日常生活の質に大きな影響を与えることがあります。

 

一方で、筋腫が大きくなる背景には「女性ホルモン」と「自律神経」の働きが深く関係しています。この記事では、婦人科での治療に加えて、カイロプラクティックの視点からできるサポートについてご紹介します。

■ こんな経験ありませんか?

・生理痛が強くて、鎮痛剤を手放せない

・下腹部の重だるさや腰の痛みがつらく、日常に支障が出る

・ストレスや疲れで、生理周期が乱れやすい

 

こうした症状は「よくあること」と見過ごされがちですが、ホルモンや自律神経の乱れが背景にある場合も少なくありません。

■ 子宮筋腫はなぜ大きくなるのか?

子宮筋腫は、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の影響で成長します。特にホルモンが盛んな30〜40代は筋腫が大きくなりやすく、閉経後には自然に小さくなることもあります。

 

また、肥満やストレス、睡眠不足、偏った食生活など生活習慣の影響も無視できません。脂肪組織はエストロゲンを産生するため、体重増加は筋腫の成長を助長する可能性があります。つまり、筋腫は「体の環境に敏感に反応して大きくなる」ものなのです。

■ 自律神経と子宮の深い関わり

子宮は自律神経の支配を受けており、副交感神経が優位になると血流が良くなり、交感神経が優位になると収縮や血流低下につながります。現代社会ではストレスや長時間の座りっぱなしの生活で交感神経が優位になりやすく、それが子宮や骨盤周囲の血流の悪さや筋緊張につながることがあります。

 

さらに、ストレスは「脳―ホルモン―自律神経」の連携に影響を与えます。強いストレス状態が続くとコルチゾール(ストレスホルモン)が過剰になり、女性ホルモンのリズムにも乱れが生じやすくなるのです。その結果、筋腫そのものが急に大きくなるわけではなくても、症状が強く出やすくなり、日常生活をさらに不調に感じる悪循環を生む可能性があります。

■ カイロプラクティックでできるサポート

カイロプラクティックでは、骨盤や背骨の神経に負担となる個所を整えることで神経系の働きをサポートすることが目的です。姿勢の改善や骨盤周囲のバランスが整うと、腰や下腹部の血流や筋肉の緊張も和らぎやすくなります。その結果、腰痛やだるさの軽減、睡眠の質の改善、ストレスの緩和に役立つことがあります。

 

子宮筋腫は多くの女性にみられる身近な症状ですが、その大きさや症状にはホルモンだけでなく、自律神経や生活習慣が関わっています。カイロプラクティックは「体の環境を整える補完的な役割」を担い、女性の健康を支える一つの手段になり得ます。

 

大切なのは婦人科の定期的な検診と並行し「医療での適切な診断と治療」と「体のケアを通じた日常のサポート」を両立させることです。ご自身の体を大切にする一歩として、日々の生活習慣やケアの方法としてカイロプラクティックを取り入れていきましょう。

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中島 恵

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。

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