ジョーダンやボルトも実践!中高生アスリートの“ケガ予防とパフォーマンス向上”にカイロプラクティックが効く理由

「部活で毎日がんばっている子供の体、本当に大丈夫だろうか?」
そんなふうに感じたことのある親御さんも多いのではないでしょうか。
中学生・高校生の時期は、成長スピードとスポーツ活動量が重なる、いわば“体に最も負荷がかかる時期”です。
実際この年代は、スポーツによるケガや障害の発症率が高く、正しい身体の使い方ができていないまま練習を重ねてしまうと、思わぬ故障や成長への悪影響を招くこともあります。
このコラムでは、スポーツをがんばる子供たちのパフォーマンス向上と健康を守るために、カイロプラクティックがどのように貢献できるのかを、神経・姿勢・自律神経といった視点からご紹介していきます。
成長期の身体はアンバランスになりやすい
中学生・高校生は、まさに体が大きく変化する時期です。骨の成長に筋肉が追いつかず、一時的にバランスが崩れやすくなることで、筋肉の過緊張や関節の動きに制限が出てしまうことがあります。
このような状態のままスポーツに取り組むと、膝や腰、肩に過剰な負担がかかり、オスグッド病や腰椎分離症、肩のインピンジメントなど、成長期特有のスポーツ障害を引き起こすこともあります。
特に12〜16歳は、スポーツ外傷や障害の発症率がもっとも高い年代とされ、注意が必要です。
カイロプラクティックでは、骨格の配列や可動性の異常を早期に見つけ、筋骨格系全体のバランスを整える施術を行うことで、成長期の子供が無理なく体を使えるようサポートしていきます。
左右差やフォームの乱れには、背骨や骨盤の問題が潜んでいることも
「片足だけに違和感がある」「同じ動きをしているのに、左右のパフォーマンスに差がある」
そんな悩みを抱える部活生も少なくありません。
このような左右差やフォームの崩れは、筋力差だけでなく、背骨や骨盤の傾きや動きの左右差が関係している場合があります。
たとえば、ピッチャーが投球を続けることで肩や骨盤が偏って硬くなったり、サッカー選手が利き足ばかり使うことで軸足側の骨盤が歪んだりといった例はよく見られます。
スポーツ時の姿勢や動作の“軸”を安定させるために、最も重要なことは神経機能となります。カイロプラクティックでは、背骨や骨盤をアジャストメントによって正すことで、神経にアプローチを行います。これによって、より効率的なフォームが身につき、ケガのリスクを抑えるとともに、スポーツパフォーマンスの向上も期待できます。
神経のバランスが整うと、集中力や反応速度にも好影響が
スポーツにおいて重要なのは、筋力や柔軟性だけではありません。「反応の速さ」や「判断力」「集中力」など、神経系の働きも勝敗を分ける要素です。
背骨や骨盤のアライメントが崩れていると、視覚や平衡感覚に影響が出ることがあり、無意識のうちに動きがぎこちなくなったり、パフォーマンスにムラが出る原因になることもあります。
カイロプラクティックによって背骨や骨盤のバランスが整うと、神経伝達がスムーズになることで自律神経の調整機能も改善が期待できます。実際にアジャストメント後には、副交感神経の活動(HRV値)が安定したという研究報告もあります。
集中力が続かない、試合で緊張しやすい、疲れが抜けにくいといった悩みにも、神経系のコンディショニングが有効に働く可能性があるのです。
「壊れてから直す」のではなく、「壊れない体」をつくる
多くの中高生は、痛みや不調を感じてから対処を始めます。
しかし本来は、ケガを予防し、最高のパフォーマンスを発揮できる“整った体”を保つことこそが、成長期の子供たちにとって最も大切なケアです。
カイロプラクティックは、痛みの出ていない段階から身体のゆがみや神経機能の不調を見つけ、「予防」「調整」「機能の最適化」を通して、より安全に、より強く成長できる体づくりをサポートします。
近年では、世界トップレベルのアスリートたちも、カイロプラクティックケアをトレーニングやコンディショニングの一環として取り入れています。
たとえば、バスケットボール界のレジェンド・マイケル・ジョーダン、ゴルフ界の英雄・タイガー・ウッズ、陸上100m世界記録保持者のウサイン・ボルト、そしてテニス界の絶対王者・ノバク・ジョコビッチもその一人です。
彼らは共通して、神経の流れを整えることで身体のパフォーマンスを最大限に発揮できるという考えのもと、競技の第一線でカイロプラクティックを活用しています。
これは決して“プロだけの特別なケア”ではなく、中高生のような成長段階にあるアスリートにとってこそ、大きな効果が期待できます。
中高生のアスリートにとって身体と神経の土台を整えることは、競技パフォーマンスだけでなく、学業や日常生活にも良い影響を与え、最後の成長期を健やかに迎える重要な基盤となります。
「ケガをしない体を育てたい」「本来の力を発揮できるようにしてあげたい」と願う親御さんにこそ、ぜひ一度、神経と姿勢のバランスから整えるカイロプラクティックの可能性に触れていただければと思います。

執筆者前田 一真
神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。
笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。