【朝だけ腰が痛い理由】椎間板の“夜間膨張”が引き起こす、もうひとつの腰痛メカニズム

「朝、起きた瞬間だけ腰が痛い」
「動き始めると痛みが和らぐけれど、また翌朝に戻ってしまう」
このような“寝起き限定の腰痛”に悩む方は少なくありません。
単なる寝相や睡眠姿勢の問題と思われがちですが、
実はその背景には、椎間板の“膨張”と“関節可動性の制限”が深く関係していることをご存じでしょうか?
■ 寝ている間に“椎間板”は膨らんでいる
私たちの背骨の間には、椎間板というクッションのような軟骨組織があります。
椎間板は日中の重力で圧縮され、夜間の睡眠中に水分を吸収して再び膨らむというリズムを繰り返しています。
しかし、もし腰椎の一部に可動性の低下(サブラクセーション)があると、
この“膨らんだ状態”の椎間板が周囲の組織に圧をかけてしまい、
朝のタイミングで痛みやこわばり、炎症反応が起こりやすくなるのです。
■ ガンステッド・システムが注目する「関節の微細なゆがみ」
ガンステッド・システムでは、
「構造的な骨のズレそのもの」よりも、「日常生活での負荷が神経や椎間板に与える影響」を重視します。
とくに腰椎5番~仙骨部は、寝返りが少ない睡眠中に微細な圧力を受けやすく、
関節のわずかな機能障害が椎間板の内圧の調整ミスを引き起こします。
結果として、朝起きた瞬間に、
・腰が硬くて曲がらない
・立ち上がるときにズキッと痛む
・身体を起こすまでに時間がかかる
といった“寝起きの腰痛”として現れるのです。
■ なぜ朝だけ痛くて、日中は楽になるのか?
これは、椎間板が朝の時間帯に最も膨張しており、関節の余裕がない状態になっているからです。
しかし、日中になると、重力と動作によって椎間板が再び圧縮されるため、痛みが軽減していきます。
このような「時間帯で変化する痛み」は、
椎間板の状態と関節機能が密接に関係しているサインとも言えます。
■ 画像では異常なし…だからこそ“動きの評価”が必要になる
レントゲンやMRIでは、静止状態の構造しか見えません。
そのため、椎間板の内圧変化や可動性の微細な問題は検出されないことがほとんどです。
ガンステッド・システムでは、触診や可動性検査、神経学的評価を組み合わせて、
関節が「どう動くべきなのに動いていないか」を詳細に分析します。
朝に腰痛があるというのは、静止しているときの構造ではなく、動作や流れに問題があるという身体のサインなのです。
■ ガンステッド・カイロプラクティックによるアプローチ:椎間板と神経のリズムを整える
当院では、ガンステッド・システムに基づいた評価と施術を行っています。
椎間板や神経にストレスをかけている関節の機能障害を特定し、
ピンポイントで安全に矯正を行うことで、構造と神経の働きの“リズム”を整えていきます。
この“朝だけの腰痛”も、原因を的確に見極めてアプローチすれば、
少しずつ確実に、改善の兆しが見えてきます。
■ 「寝起きの腰痛は年齢のせい」と思っている方へ
「年をとったから仕方ない」
「寝具のせいかもと思って買い替えてみた」
「湿布やストレッチでごまかしている」
そうした方こそ、椎間板の状態と関節の機能に注目してみてください。
朝だけに出る痛みには、それを引き起こすだけの“構造的な意味”があるのです。
■ ご相談・ご予約はいつでもどうぞ
不調が生活の中心を奪ってしまっていると感じている方へ。
神経と関節の機能を整えるケアを通じて、「自分の人生を取り戻す」サポートをさせていただきます。
📍前田カイロプラクティック藤沢院
神奈川県藤沢市鵠沼橘1-17-4 第一興産28号館402
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執筆者前田 一真
神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。
笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。