『更年期にイライラしやすいのはなぜ?』自律神経との深い関わり

更年期になると、感情のコントロールが難しくなり「すぐにイライラしてしまう…」と悩む方が増えます。
これは性格の問題ではなく、自律神経の乱れ が深く関わっています。
今回のコラムでは、更年期に多くみられるイライラしやすい更年期症状と自律神経の関係性についてお伝えしていきます。
自律神経が乱れるとイライラしやすくなる理由
自律神経は、体温・心拍・呼吸・睡眠などをコントロールする大切な神経です。この働きを支えているのが女性ホルモン(エストロゲン)です。
更年期になるとエストロゲンが急激に減少し、自律神経の働きが不安定になります。その結果、些細なことでイライラしたり、不安感が強くなったり、動悸やほてりで落ち着かなくなることがあります。
さらに、睡眠の質も低下し、疲れやすくなることで、感情のコントロールがますます難しくなるのです。
生活への影響
更年期のイライラは、自分自身だけではなく、家族や周囲との関係にも影響を与えることがあります。
ちょっとした言葉に過敏に反応してしまったり、子育てや仕事の場面で感情的になってしまうことも少なくありません。
また、「イライラしてしまう自分」に落ち込んでしまい、自己嫌悪につながる方も多くいます。
このように、心の問題だけでなく人間関係や生活の質にも直結するのが、更年期のイライラの特徴です。
カイロプラクティックで自律神経を整える
カイロプラクティックは、背骨や骨盤のバランスを調整することで神経の働きをスムーズにする施術です。
自律神経は背骨を通って全身に広がっているため、背骨や骨盤での傾きによって神経が圧迫されることでバランスが崩れやすくなります。
背骨や骨盤を整えることで神経の流れがスムーズになり、自律神経が働きやすい状態をつくることができます。すると体がリラックスしやすくなり、睡眠の質が改善され、心と体が回復しやすい環境が整います。結果として、感情のコントロールがしやすくなり、イライラが落ち着くようになります。
自律神経のバランスが整うと、感情が安定するだけでなく、体調面でもさまざまな変化を感じやすくなります。夜ぐっすり眠れるようになったり、頭痛や肩こりが軽くなったり、気持ちが前向きになりやすいのです。
こうした小さな変化の積み重ねが、日常生活に余裕をもたらし、「更年期だから仕方ない」と諦めていた不調の改善につながります。
更年期のイライラは「気持ちの問題」ではなく、ホルモンの変化によって自律神経が乱れているサイン です。カイロプラクティック・ケアを取り入れることで、心と体の安定を取り戻し、より穏やかに毎日を過ごしましょう。
ご予約・お問合せはお電話またはLINEから
- お電話での予約
- TEL:0466-21-9624
- LINEでの予約
- QRコードを読み取り、トーク画面から「予約希望」とご連絡ください。

執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。