「症状がないから大丈夫?」女性の体と向き合うカイロプラクティックの視点

女性の体は、ホルモンのリズムやライフステージの変化によって大きく揺れ動きます。
生理痛やPMS、更年期の不調、妊活の悩みなどは、生活に影響が出るほど辛い一方で、「今は症状が出ていないから大丈夫」と思ってしまう方も少なくありません。ですが、体は常にサインを出しており、症状が表面化するのはほんの一部にすぎません。
今回のコラムでは、カイロプラクティックの視点から、“症状がない=健康ではない”という健康の考え方についてお伝えしていきます。
■ こんな経験ないですか?
・生理のたびに痛み止めが手放せず、日常生活や仕事に影響してしまう
・更年期に入ってから、気分の浮き沈みやほてり、不眠などが増えてきた
・妊活をしているけれど、なかなか結果が出ず「体のバランスが崩れているのかも」と感じている
症状がなくても、体は小さな声を発しています。未来の自分のために、「今の体」と向き合う時間を持ってみませんか?
■ 症状がない=整っているではない
生理痛や更年期の不調は、ある日突然始まるものではなく、長い年月をかけて少しずつ体のバランスが崩れた結果として現れます。体は本来、多少の乱れを補いながら働きますが、その補正力にも限界があります。
症状が出ていない時期こそ、背骨や骨盤の状態、自律神経の働きを整えておくことが、将来の大きな不調を予防するために重要です。
■ 自律神経と女性ホルモンの深い関わり
自律神経は呼吸や血流、消化、免疫を調整するだけでなく、女性ホルモンの働きにも影響を与えています。
自律神経のバランスが乱れると、体がリラックスできず、ホルモンのリズムが乱れやすくなります。その結果、月経周期の乱れやPMS、生理痛の悪化、更年期症状の強まりにつながることがあります。
カイロプラクティックは、背骨や骨盤のバランスを整えることで、神経の流れがスムーズになり、自律神経のバランスを安定させることを目的としています。これは薬に頼らず、体の内側から整える自然なアプローチです。
■ 妊活と骨盤の重要性
妊活を考える女性にとって、骨盤や背骨の状態はとても大切です。骨盤は女性の体の中心であり、子宮や卵巣の環境に直接関わりますバランスの乱れや可動性の低下があると血流が滞りやすく、ホルモンバランスの乱れにつながることもあります。
カイロプラクティックでは負担がかかっている箇所を正し、神経と血流の働きを整えることで、妊娠しやすい体づくりをサポートします。これは「症状がないから大丈夫」という発想ではなく、「今から整えておく」という予防の視点がとても大切になります。
女性特有の悩みは、体が発している大切なメッセージです。症状がないからと安心していると、見えないところで自律神経やホルモンの乱れが進んでしまうこともあります。
カイロプラクティックは、体の土台である背骨と骨盤を整え、女性が本来持つ自然なリズムを引き出すケアです。「不調が出ていない今だからこそ」体と向き合うことが、未来の自分を守る大切な一歩となります。
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執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティックで実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。