「生理のたびにツラい…」その悩み、カイロプラクティックの関係性とは?

「生理のたびに体調が悪くなる」
「腰が重い、頭が痛い、イライラする…」
そんな毎月の不調を経験したことがあったり、現在も悩まされてる方も多くいるかと思います。
生理は女性にとって自然な体のリズムの一部。とはいえ、その期間を毎回「つらい時間」として過ごしている方も多いのが現実です。
今回のコラムでは、生理期間を快適に過ごすために、カイロプラクティック・ケアの関係性をお伝えしていきます。
生理痛・PMSは“体のゆがみ”や“神経の乱れ”と関係している?
生理にまつわる不調(生理痛・腰痛・頭痛・イライラ・むくみ・眠気など)は、ホルモンの変動だけでなく、「骨盤のバランスの乱れ」や「自律神経の乱れ」と深く関係しています。
とくに骨盤は、子宮や卵巣といった婦人科系の臓器を支える“土台”となる部分です。
この骨盤のバランスの乱れによって、子宮まわりの血流や神経伝達がスムーズにいかなくなり、結果として痛みや不調が出やすくなります。
さらに、ホルモンバランスを司っている視床下部という脳の一部は、自律神経の中枢でもあります。つまり、ストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れると、ホルモンのリズムも狂いやすくなり、生理前や生理中の不調が悪化する原因になるのです。
カイロプラクティックで“内側から整える”
生理のたびに体調や気分が乱れてしまうのは、非常にもったいないことです。
月に数日とはいえ、その積み重ねは年間で何十日にもなり、人生全体で見ても膨大な時間になります。
カイロプラクティックは、背骨や骨盤での神経圧迫を取り除き、神経の流れを整える施術です。神経の働きがスムーズになることで、自律神経のバランスも安定しやすくなり、体が本来持っている“自然治癒力”が最大限に発揮されるようになります。
体のさまざまな症状は、神経の働きが妨げられたこによって体の各組織の働きに負担がかかっているサインかもしれません。神経のサイクルが整うことで血流やホルモン分泌が整い、症状が改善に向かっていくためのサポートとなります。
「生理中に施術を受けても大丈夫?」という声をよくいただきますが、基本的には問題ありません。むしろ、生理中こそ骨盤のバランスを安定させ、骨盤まわりの循環を促し、緊張を和らげることで痛みや不快感が軽減されるケースもあります。
日々のカイロプラクティック・ケアで自律神経の働きを整え、生理期間もより穏やかに過ごしていきましょう。

執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。