自律神経やしびれの原因?脳と体を結ぶ「脊髄神経」の重要性
私たちの身体は、脳からの指令を全身に伝える「運動神経」と、全身の情報を脳に送る「感覚神経」が休むことなく働くことで維持されています。この双方向の情報伝達を支える巨大な情報ハイウェイこそが「脊髄」です。
脊髄は脳から直接続く中枢神経であり、背骨の中にある脊柱管という強固なトンネルに守られながら、各器官へと枝分かれしていきます。脊髄は単なる中継地点ではなく、時には脳に代わって身体を制御する非常に重要な役割を担っています。
このコラムでは、この脊髄を中心とした神経系の仕組みと、その健康を支えるカイロプラクティックの意義についてお話しいたします。
脳を介さず身体を守る「反射」という防衛本能
私たちは熱いものに触れた瞬間、意識するよりも早く手を引っ込めることができます。これは「反射」と呼ばれる仕組みで、感覚神経からの刺激が脳まで届くのを待たず、脊髄内部の「中間ニューロン」が直接運動神経に指令を出すことで起こります。
脊髄は脳に代わって身体を制御する「第二の司令塔」としての知能を持っており、この反射機能があるからこそ、私たちは危機的な状況から瞬時に身を守ることが可能です。
もし脊柱のサブラクセーション(神経伝達の阻害)によって、この脊髄を中心としたネットワークにノイズが生じれば、生命を守るための素早い反応やスムーズな動作に支障をきたし、怪我や慢性的な不調のリスクを高めてしまうのです。
感覚と運動が交差する「脊髄神経」の精密な構造
脊髄から左右に伸びる神経は、皮膚などからの情報を伝える「感覚神経(後根)」と、筋肉に指令を送る「運動神経(前根)」が、背骨の間にある「椎間孔」というわずかな隙間を出る直前で一つに合わさり、混合神経である「脊髄神経」を構成しています。
感覚神経は脊髄の背側から入り、運動神経は腹側から出ていくという、非常に精密かつ整然とした構造によって私たちの動きと感覚はミリ秒単位で制御されています。この神経の束は、背骨の隙間から全身の隅々まで、時には足先まで1メートル以上の長さを経て脳との通信を行っています。
カイロプラクティックにおいて私たちが正しく評価するのは、この脊髄神経の出口である椎間孔の環境です。わずかな骨の変位であっても、この精密な通り道で神経干渉を引き起こせば、脳と体の情報のやり取りは瞬時に狂い、自律神経の乱れや筋肉の機能低下、そしてしびれといった全身の不調を招くことになります。
自然治癒力を最大限に引き出すための条件
私たちが何よりも優先しているのは、脳と脊髄、そして末梢神経を結ぶこの壮大なネットワークを、一切の干渉がない状態に保つことです。一般的に「自然治癒力」と呼ばれるものは、カイロプラクティックではイネイト・インテリジェンス(先天性治癒力)と呼ばれ、この神経系というインフラを通じて全身を統治しています。
カイロプラクターが行うべきは、背骨や骨盤に生じたサブラクセーション(神経伝達の阻害)を、計算されたアジャストメントによって取り除き、このイネイト・インテリジェンスが100パーセント機能できる環境を再構築することです。
そのために、私たちは体表温度検査器具(ナーブスコープ)による体表温度検査や、正確なレントゲン評価を徹底し、この「神経の通り道」が正常であるかを客観的な規律に基づいて評価します。神経のライフラインが正常に働き出せば、脳と身体は再び正しく繋がり、あなたは自分自身の内なる知性によって自律的に回復していくことができます。
もし、長く続く不調の原因が「情報の遮断」にあると感じるなら、ぜひ一度、本物のカイロプラクティックケアでそのネットワークを正常化してみてはいかがでしょうか。
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執筆者前田 一真
神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が銀座に開院した塩川カイロプラクティックに内弟子として入り、塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事。副院長まで務める。
また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務め、後任の育成にも力を入れている。
2023年5月、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティックで学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院として、地元である藤沢の地で「前田カイロプラクティック藤沢院」を開院。
シオカワグループの一員として、インサイドアウトの健康文化を日本に根付かせるため、一人でも多くの人にカイロプラクティックの持つ無限の価値を知っていただくことを使命とし、感謝・感動・希望に溢れる社会の実現を目指している。


