2026.07.05

病院で異常なしと言われたのに体調が悪いのはなぜ?原因が分からない不調について解説

病院で異常なしと言われたのに体調が悪いのはなぜ?原因が分からない不調について解説

病院で検査を受けたものの、「異常はありません」と言われた経験はありませんか。それでも疲れが抜けない、めまいが続く、動悸や息苦しさを感じる、頭痛や肩こりがなかなか改善しないなど、不調が続いている方は少なくありません。

検査で大きな異常が見つからなかったことは、とても大切な結果です。しかし、「異常なし」という結果だけで、今感じている不調まで説明できるとは限りません。そのため、「この体調不良はいったい何が原因なのだろう」「このまま改善しなかったらどうしよう」と不安な毎日を過ごしている方もいらっしゃいます。

では、なぜ病院で異常なしと言われたにもかかわらず、体調不良が続いてしまうのでしょうか。このコラムでは、病院で異常なしと言われても不調が続く理由や、原因が分からない体調不良に対して身体全体を評価することの大切さについて解説していきます。

■ 病院で「異常なし」と言われる検査には目的があります

病院で行われる血液検査やCT、MRIなどの画像検査は、命に関わる病気や重篤な疾患を見つけるために欠かせない、とても重要な検査です。そのため、検査で異常が見つからなかったという結果は、決して軽く考えるものではありません。

一方で、検査にはそれぞれ目的があります。血液検査は血液中の数値を調べ、画像検査は骨や臓器、組織の状態を確認するために行われます。しかし、「なぜ疲れが抜けないのか」「なぜ日によって体調が変わるのか」「なぜ複数の不調が同時に続くのか」といった身体の働きまですべて説明できるとは限りません。

つまり、「病気があるかどうか」を調べることと、「現在の身体がどのような状態で働いているのか」を評価することは、まったく同じではないということです。ここを分けて考えることが、原因が分からない不調を考える上でとても大切になります。

■ 「異常なし」でも不調が続く身体の不思議

病院で異常なしと言われても、不調が続く方には共通していることがあります。それは、症状が一定ではなく、日によって変化したり、環境や生活リズムによって強くなったり弱くなったりすることです。

例えば、朝は身体が重いのに午後になると少し楽になる人もいます。仕事の日は体調が悪く、休日は比較的落ち着いている人もいます。また、疲労感だけでなく、頭痛、めまい、動悸、不眠、胃腸の不調など、複数の症状が同時に現れることもあります。

もし「異常なし」という結果だけで身体の状態をすべて説明できるのであれば、このような日による変化や複数の不調が重なる理由を考えることは難しくなります。だからこそ、「異常があるか、ないか」だけではなく、「今の身体で何が起きているのか」という視点が必要になるのです。

■ 当院では原因が分からない体調不良を神経の働きから考えます

当院では、原因が分からない体調不良を、単に「気のせい」や「年齢のせい」と考えることはありません。人の身体は、脳から全身へ張り巡らされた神経によって、呼吸、心拍、血圧、消化、体温調節、睡眠、回復など、さまざまな働きを調整しています。

そのため、血液検査や画像検査で大きな異常が見つからなかったとしても、神経の働きが十分に発揮されているかどうかは、別の視点から身体を評価する必要があります。特に、疲労感、めまい、動悸、不眠、胃腸の不調などが重なっている場合、身体全体の状態を丁寧に確認することが大切です。

だからこそ当院では、一つの検査や一つの症状だけで判断することはありません。体表温度検査・視診検査・静的触診・動的触診・レントゲン評価という5つの検査法を組み合わせ、身体全体を総合的に評価しています。

一つひとつの検査には、それぞれ異なる役割があります。複数の検査結果を照らし合わせることで、今、その人の身体で何が起きているのかをより詳しく把握することができます。

私たちが大切にしているのは、症状だけを見ることでも、検査結果だけを見ることでもありません。今の身体の状態を正しく評価し、本来備わっている治るチカラを十分に発揮できる状態なのかを確認することです。

原因が分からない体調不良だからこそ、「異常なし」という結果だけで終わらせるのではなく、ご自身の身体をさまざまな角度から詳しく評価することが、健康への第一歩になるかもしれません。

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前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が銀座に開院した塩川カイロプラクティックに内弟子として入り、塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事。副院長まで務める。
また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務め、後任の育成にも力を入れている。
2023年5月、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティックで学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院として、地元である藤沢の地で「前田カイロプラクティック藤沢院」を開院。

シオカワグループの一員として、インサイドアウトの健康文化を日本に根付かせるため、一人でも多くの人にカイロプラクティックの持つ無限の価値を知っていただくことを使命とし、感謝・感動・希望に溢れる社会の実現を目指している。

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