2026.07.25

病院で「異常なし」と言われたのに坐骨神経痛が続くのはなぜでしょうか?

カテゴリ: 健康通信
病院で「異常なし」と言われたのに坐骨神経痛が続くのはなぜでしょうか?

病院でレントゲンやMRIなどの検査を受けたものの、「異常ありません」「様子を見ましょう」と言われたにもかかわらず、坐骨神経痛がなかなか改善せずに悩んでいませんか。

お尻から太ももの裏、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが続くと、「本当に異常はないのだろうか」「このまま様子を見ていて大丈夫なのだろうか」と不安になる方も少なくありません。

実は、「異常なし」という言葉は、「身体にまったく問題がない」という意味ではありません。病院で行われる画像検査には得意なことと苦手なことがあり、症状が続く理由が画像だけでは分からないケースもあります。

大切なのは、「異常なし」という結果だけで判断するのではなく、なぜ坐骨神経痛が続いているのかを身体全体から評価することです。

このコラムでは、病院で「異常なし」と言われたのに坐骨神経痛が続く理由や、身体をどのような視点で評価していくのかについて解説していきます。

■病院で「異常なし」と言われても坐骨神経痛が続くのはなぜでしょうか?

「レントゲンやMRIでは異常ありません。」

そう説明を受けると、「それなら、この痛みやしびれは気のせいなのだろうか」と不安になってしまう方もいらっしゃいます。

しかし実際には、画像検査で大きな異常が見つからなくても、坐骨神経痛のような症状が続くことは決して珍しいことではありません。

その理由の一つは、レントゲンとMRIでは確認できる内容が異なることです。

レントゲンは骨の形や背骨の配列、椎間板の高さなどを確認することが得意ですが、神経そのものを映し出すことはできません。一方、MRIは椎間板や神経などの軟部組織を詳しく確認できますが、身体を支えた状態での姿勢や背骨全体のバランスまでは把握しにくいという特徴があります。

また、画像検査で異常が見つかっても症状がない方がいる一方で、画像上は大きな異常がなくても痛みやしびれに悩まされている方もいらっしゃいます。そのため、画像検査の結果だけで症状の原因を判断できるとは限りません。

だからこそ、症状が現れている部位だけを見るのではなく、身体全体の状態を総合的に評価することが大切になります。坐骨神経痛が続いている背景には、日常生活の姿勢や身体の使い方、背骨や骨盤のバランスなど、さまざまな要因が関係している場合があるためです。

■病院で「異常なし」と言われても症状が続くことは珍しくありません

坐骨神経痛は病名ではなく、お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて現れる痛みやしびれなどの症状を表す総称です。そのため、「坐骨神経痛」という診断名がついたとしても、「なぜその症状が起きているのか」という原因は人それぞれ異なります。

実際に病院では、レントゲンやMRIなどの検査を行った結果、「手術が必要な異常はありません」「しばらく様子を見ましょう」と説明されることも少なくありません。しかし、その後も痛みやしびれが続き、日常生活に支障を感じながら過ごしている方も多くいらっしゃいます。

また、画像検査で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの変化が見つかったとしても、それが必ずしも現在の症状の原因とは限りません。反対に、画像上では大きな異常が見つからなくても、強い坐骨神経痛に悩まされている方もいらっしゃいます。

このように、画像検査の結果と実際の症状が必ず一致するとは限らないため、「異常なし」という言葉だけで安心したり、「原因が分からない」と諦めたりする必要はありません。

大切なのは、症状だけを見るのではなく、身体全体の状態を総合的に評価し、坐骨神経に負担がかかっている背景を一つひとつ確認していくことです。そうすることで、画像検査だけでは分からなかった身体の変化が見えてくる場合もあります。

■病院で「異常なし」と言われた坐骨神経痛をガンステッド・システムではどのように考えるのでしょうか?

坐骨神経痛は、お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先まで広がる痛みやしびれなどの症状を指します。その特徴は、人体で最も太く長い末梢神経である「坐骨神経」の走行に沿って症状が現れることです。

坐骨神経は、腰椎から出るL4・L5神経根と、仙骨から出るS1〜S3神経根が集まって形成され、お尻を通って足先まで伸びています。そのため、症状が現れている場所がふくらはぎや足先であっても、神経の出発点である腰椎や骨盤周辺の状態が関係している場合があります。

ガンステッド・システムでは、このような神経の走行や身体の構造を踏まえ、「どこが痛いのか」だけではなく、「なぜ坐骨神経に負担がかかっているのか」という原因を重視します。特に、神経が出ている腰椎や骨盤の状態、椎間板への負担、身体全体のバランスなどを総合的に評価し、症状との関連性を確認していきます。

また、ガンステッド・システムでは、椎間板を背骨の機能を支える重要な組織として考えています。椎間板へ負担が集中すると、その周囲の関節や神経にも影響を及ぼす可能性があるため、「どの椎間板に負担がかかっているのか」を丁寧に評価することが重要になります。

前田カイロプラクティック藤沢院では、法律上、診断を目的としたレントゲン撮影は行えないため、提携する医療機関で撮影されたレントゲン画像をもとに、背骨の配列や椎間板の状態、骨盤とのバランスなどを詳しく評価しています。

さらに、レントゲン評価だけではなく、視診・静的触診・動的触診・神経学的検査・体表温度検査という5つの検査を組み合わせ、神経に負担を与えている部位を総合的に評価します。

このように、症状だけではなく、その背景にある身体全体の状態を丁寧に評価したうえで、必要最小限のアジャストメントを行うことがガンステッド・システムの大きな特徴です。

病院で「異常なし」と言われたものの、坐骨神経痛や右足のしびれが続いていた方が、ガンステッド・システムによる評価とケアによって改善した症例があります。ぜひ、こちらの症例報告もあわせてご覧ください。

▶︎「病院で異常なしと言われた坐骨神経痛と右足のしびれ」の症例報告はこちら

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前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が銀座に開院した塩川カイロプラクティックに内弟子として入り、塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事。副院長まで務める。
また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務め、後任の育成にも力を入れている。
2023年5月、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティックで学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院として、地元である藤沢の地で「前田カイロプラクティック藤沢院」を開院。

シオカワグループの一員として、インサイドアウトの健康文化を日本に根付かせるため、一人でも多くの人にカイロプラクティックの持つ無限の価値を知っていただくことを使命とし、感謝・感動・希望に溢れる社会の実現を目指している。

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