2023.07.04

整体で改善されなかった人はカイロプラクティックが最も有効?

整体で改善されなかった人はカイロプラクティックが最も有効?

「整体」というと腰痛や肩こりのときに行くところと認識されている方が多いでしょう。「カイロプラクティック」はというと、やはり腰痛や肩こりのときに行くという人がほとんどだと思います。

日本のカイロプラクティックは法制化がされていないため、多くの方がカイロプラクティックに対して誤った認識をされているのが現状となります。

このコラムでは、カイロプラクティックに対する正しい知識と、整体では改善されなかったものが、なぜカイロプラクティックによって改善されるのかをお伝えしていきます。

 

整体は構造面、カイロプラクティックは機能面に対してアプローチしている

整体とカイロプラクティックの違いが分からないという人は、そもそもアプローチの違いを誤って認識している場合がほとんどです。

まず整体では構造面に対してのアプローチとなります。例えば、筋肉が硬直しているのでストレッチやマッサージで硬直している部位をゆるめる。姿勢を正すために曲がっている骨を真っすぐにする(実際には真っすぐにはならない)、あるいは「ボキボキ」「バキバキ」骨を鳴らす(実際には骨が鳴っている音ではない)などが考えられます。

整体は、その言葉の定義自体があいまいで、マッサージでも、ストレッチでも、ボキボキでも、バキバキでも、施術を提供する術者が「整体」と言えば「整体」となります。

一方、カイロプラクティックは機能面に対してのアプローチとなります。どの機能面なのかと具体的にいえば「神経機能」に対してのアプローチとなります。

カイロプラクティックも、日本の法律上では整体と大差ありません。法制化がされていないこの国では、ストレッチでもマッサージでも、施術を提供する術者がカイロプラクティックと言えばカイロプラクティックとなってしまいます。

ですが日本の法律の話ではなく、正しい教育を受けたカイロプラクターであれば、絶対に共通するカイロプラクティックの明確な目的が一つだけあります。

それは神経機能を正常にして、その人が本来持っている自然治癒力が100%発揮できる状態にすることです。

カイロプラクティックは、決して医療行為ではありません。しつこいようですが、唯一の目的は神経機能が正常に働く状態にして、その人が持っている自然治癒力が100%発揮できる状態にすることです。

では次に、なぜ神経機能が重要なのかをお伝えしていきます。

 

なぜ整体で改善しなかったものが、カイロプラクティックで改善するのか?

まず「整体」や「カイロプラクティック」の話をするときに、どちらが良い悪いという話ではないということはご理解いただきたいです。ただアプローチに対して明確な違いがあるというだけの話です。

例えば、腰痛や肩こりの症状があるとします。腰や肩の筋肉が硬直してガチガチに固まってしまう。場合によっては凝りだけではなく、痛みを伴って日常生活にも支障をきたすかもしれません。

この場合、整体ではその凝り固まった筋肉組織をマッサージによってほぐしたり、ストレッチによって伸ばしたりします。あるいは、あまり正しい検査もせずにただ固まっているところを「ボキボキ」「バキバキ」してしまう場合もあるでしょう。

人間は、全身の司令塔である脳によってコントロールされています。脳は決して間違いを犯しません。凝り固まった筋肉組織は、絶対に意味があって固まっています。

カイロプラクティックでは、この状態はどういったことが考えられるのかというと『神経組織に負担が掛かっている状態』だと考えます。

例えば、腰の筋肉が硬直している状態というのは、体の要である腰や骨盤が不安定になり、体の重さを支えきれない状態となります。このままだと神経組織に負担がかかってしまうため、腰の筋肉を硬直させて上半身の重さを支えている状態だといえます。

肩こりも同じです。骨格が不安定になると頭の重さを支えられずに、神経組織に負担がかかります。この状態をさけるために首や肩の筋肉を硬直させてでも頭の重さを支えているのです。

この神経組織に負担がかかって筋肉組織が固まっている状態の体に対して、マッサージやストレッチをして緩めるとどうなるでしょうか?

必要があって固めている組織が緩む。すると脳は負けまいとしてより筋肉を硬直させてしまいます。マッサージなどを受けた翌朝に来てしまう「もみ返し」の正体はこの状態です。

つまり神経機能に負担をかけている『根本原因』を特定して、正しくアプローチしなければ、改善するどころか体はより反発してしまうということです。

逆を言えば、脳は不必要なことはしないので、神経機能に負担をかけている『根本原因』を取り除くことができれば、腰の張りや肩こりは改善するということです。

整体の構造面へのアプローチで改善されなかった人は、カイロプラクティックの機能面へのアプローチで改善することができます。

ぜひ日常生活にカイロプラクティックケアを取り入れ、根本原因である神経機能の妨げを取り除くことをおススメします!

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。

笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。

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