幸せホルモン×カイロプラクティック!セロトニンを高めてストレスに負けない体へ

現代社会では、一年中快適な気温のオフィス、長時間のデスクワーク、人工的な光や音に囲まれた生活が当たり前になっています。しかし、この便利な環境こそが、知らず知らずのうちに私たちの神経に負担をかけ、心身のストレスを引き起こしています。
人間は本来、自然と調和しながら生きる存在です。では、どうすればストレスを軽減し、健康を維持できるのでしょうか?その答えは「自然との時間を意識的に取り入れること」と「神経の流れを整えること」にあります。
このコラムでは、幸福を感じるセロトニンというホルモンとカイロプラクティックの専門性である神経の関係性について詳しく解説していきます。
ストレスと自然の関係 – 自然に触れることで神経を整え、健康な身体を取り戻す
過度なストレスは、私たちの身体に大きな負担をかけます。例えば、一年中快適な気温に保たれたオフィス、長時間のデスクワーク、人工的な光や音に囲まれた生活など、現代社会では当たり前になっている環境が、実は身体にとって強いストレスとなっています。人間は自然から切り離されるほど、健康への影響を受けやすくなります。
しかし、このような環境は現代人の生活に欠かせないものであり、多くの人にとっては避けることが難しいでしょう。そのため、こうしたストレスを解消する方法の一つとして、自然と触れ合う時間を持つことが有効です。
では、「自然と触れ合う」とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。畑作業などを思い浮かべるかもしれませんが、忙しい日常の中で実践するのは簡単ではありません。また、庭いじりも自然とのふれあいの一つですが、庭のない生活をしている人にとっては現実的ではないかもしれません。
実際には、自然と触れ合うことはもっとシンプルなことなのです。太陽の光を浴びる、風を感じる、気温の変化を楽しむ、四季折々の花の香りを感じるなど、こうした自然の要素を意識的に取り入れるだけでも十分に効果があります。例えば、デスクワークの合間に5分ほど外を歩くだけでも、ストレスの軽減につながります。
現代の人工的な環境がストレスの原因となる理由は、神経のサイクルを阻害してしまうからです。例えば、夜になっても明るい室内でテレビやスマートフォンを見続けると、交感神経が優位に働き、自律神経のバランスが崩れてしまいます。このような神経の乱れは、単なる外傷ではなく、私たちが普段過ごしている環境そのものによって引き起こされることもあります。
そのため、「痛みがないからカイロプラクティックは必要ない」と考えるのは適切とはいえません。カイロプラクティックは、自然哲学に基づいた療法であり、神経の流れを整え、本来の身体の働きを取り戻すことを目的としています。
神経のサイクルが正常に機能することは、人間の持つ本来の回復力を最大限に引き出す自然な状態といえます。つまり、カイロプラクティックによって身体を本来の自然な状態に近づけることこそが、ストレスを最小限に抑え、健康を維持するために重要なのです。
幸せホルモン「セロトニン」と健康の関係
私たちの健康には、ホルモンの働きが欠かせません。ホルモンは体内のさまざまな分泌腺から放出され、私たちの体調や精神状態に大きな影響を与えます。その中でも特に注目すべきホルモンの一つが、小腸から分泌される「セロトニン」です。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、幸福感やリラックス効果に深く関与しています。美味しいものを食べたときに感じる満足感も、セロトニンの働きによるものです。さらに、セロトニンはレプチンやトリプトファンといった他のホルモンの分泌を促し、脳をリラックスさせ、身体全体を癒す役割も果たします。
セロトニンの約90%は小腸で生成されており、太陽の光を浴びることで分泌されます。幸福感を持続させるためには小腸の健康が不可欠です。また、セロトニンは夜眠るために必要な「メロトニン」というホルモンの材料となるため、睡眠にも重要な役割を果たします。セロトニンはセロトニンが分泌されてから約15時間後にメロトニンが生成されるため、朝日を浴びることが体内時計のリセットにつながるのです。
体内時計は自律神経によってコントロールされており、交感神経と副交感神経のバランスが日中と夜のリズムを調整します。このバランスが崩れると、睡眠の質が低下し、ストレスや疲労が蓄積しやすくなります。
カイロプラクティックとセロトニンの関係
カイロプラクティックは、神経のサイクルを整えることで、ホルモン分泌のバランスを改善し、健康的な状態へ導く手助けをします。特に、カイロプラクティックケアと太陽光を浴びる習慣を組み合わせることで、小腸の健康を維持し、セロトニンの分泌を促進することができます。これにより、睡眠の質が向上し、脳のリラックス効果が高まるのです。
ホルモンの分泌を適正に保つためには、神経の働きが欠かせません。神経は、体の各器官が適切に機能するための情報を伝達する役割を担っています。ホルモンバランスは、脳が体全体の状態を正確に把握し、適切な指令を出すことで維持されるため、神経の乱れはホルモンの過不足を引き起こす原因となります。
腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、多くの神経細胞を持っています。その数は約1億個にも及び、脳とは迷走神経を通じて密接に連携しています。脳の神経細胞は約140億個といわれており、こうした神経ネットワークがスムーズに機能することが、健康な身体を維持する上で重要です。
カイロプラクティックは神経と脳の専門家であり、神経の流れを整え、本来の機能を取り戻すことを目的としています。美味しいものを食べて幸せを感じることも、神経のサイクルが正常に働いているからこそ可能となります。
せっかく美味しいものを食べるなら、その栄養をしっかり吸収したいですよね。私たちの健康は、日々の食事と深く結びついています。食事をすることは、命のサイクルに触れる自然な行為です。毎日の食事や自然の恵みに感謝しながら、体内のホルモンバランスを整えていくことが、健康を維持するための鍵となります。
健康な消化器系を保つためには、神経のサイクルを整えることが最も重要です。日々のケアにカイロプラクティックを取り入れ、心身のバランスを整えながら、幸せホルモンを最大限に活用していきましょう!

執筆者前田 一真
神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。
笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。