冷たい飲食物が体に及ぼす影響とは?カイロプラクティックで体を守る

現代では、高性能な冷蔵庫やエアコンの普及により、季節を問わず冷たい飲み物や食べ物を摂取する機会が増えています。真夏にはアイスクリームや冷えたジュース、真冬でも飲食店では氷入りの水が提供されるなど、意識しなければ冷たいものを避けるのは難しいでしょう。
「冷たいものは体に良くない」と聞いたことがある方も多いかと思いますが、なぜそう言われるのでしょうか?
今回のコラムでは、冷たいものが体に与える影響と、カイロプラクティックの関係性についてお伝えします。
1. 腸の冷えによる消化機能の低下
腸は食べ物を消化し、エネルギーを生み出す重要な器官です。腸が活発に動くことで体を温める役割も果たしています。しかし、冷たい飲食物を摂取すると腸が冷え、消化機能が低下してしまいます。
特にアイスクリームや冷えたアルコール、ジュースなどを摂りすぎると腸の動きが鈍くなり、全身の冷えにつながることもあります。また、砂糖を多く含むスイーツや南国のフルーツは腸の活動をさらに抑制し、体温の低下を引き起こします。
2.子宮や卵巣の冷えと女性の健康への影響
腸が冷えるとその近くにある子宮や卵巣にも影響を及ぼします。血流が滞ることで子宮や卵巣への栄養や酸素の供給が不足し、老廃物の排出もスムーズに行われなくなります。
その結果、生理痛や生理不順、不妊症、さらには子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科系トラブルを引き起こす可能性が高まります。特に冷えが慢性化するとホルモンバランスにも影響を与えるため、注意が必要です。
3. ホルモンバランスの乱れとその影響
ホルモンは脳の視床下部が指令を出し、子宮や卵巣から分泌されます。しかし、体が冷えることで子宮や卵巣の機能が低下すると、いくら脳がホルモンを分泌するよう指令を出しても、十分な量が分泌されなくなります。
その結果、生理不順、PMS(月経前症候群)、更年期症状の悪化 などが引き起こされることがあります。ホルモンバランスの乱れは、女性の健康全般に影響を及ぼすため、体を冷やさないよう代謝を高めていくことが大切です。
カイロプラクティックによる冷え対策
女性ホルモンの分泌は、脳が子宮や卵巣の状態を正しく把握することで適切に調整されます。その情報伝達を担うのが「神経」です。しかし、神経の働きが低下すると、脳は子宮や卵巣の状態を正確に認識できず、ホルモンバランスが乱れる原因となります。
カイロプラクティックは神経の働きを整え、脳と体の情報伝達をスムーズにすることで自律神経やホルモンバランスの安定をサポートします。定期的なアジャストメントを受けることで、代謝が高まり体が冷えにくくなる、血流が改善される、ホルモンバランスが整うといったことに繋がります。
- 冷たい飲食物は腸を冷やし、消化機能を低下させる
- 腸の冷えは子宮や卵巣に影響を与え、婦人科系トラブルを引き起こす可能性がある
- ホルモンバランスが乱れることで、生理不順やPMSなどの症状が悪化する
体を内側から健康に保つためにも、冷たいものの摂取を意識しながらカイロプラクティックケアを取り入れて、冷えに強い体づくりを目指しましょう。
カイロプラクティックで神経の働きを整えることで、冷えに負けない体質へ!カイロプラクティックで根本的な体質改善を目指してみてはいかがでしょうか。

執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。