カイロプラクティックで免疫力を最大化!病気を未然に防ぐ最強の予防医学とは?

2007年に発表されたアメリカの研究論文によると、カイロプラクティックが最高の予防医学であることが示されました。この研究では、7年間にわたりカイロプラクティック・ケアを定期的に受けていた7万人を対象に調査が行われ、結果として医療費の大幅な削減につながることが明らかになりました。
具体的な数値として、入院患者数が60.2%減少し、通院率が59%減少、手術の実施率が62%低下、さらに薬の費用が85%も削減されるという結果が報告されています。これらのデータから、カイロプラクティックが健康維持に大きく貢献することが証明されました。
このコラムでは、なぜカイロプラクティックが予防医学として優れているのかを詳しく解説していきます。
健康維持の鍵となる免疫力とは?
がんをはじめとする多くの病気は、遺伝子の突然変異によって発生します。人間の体には約37兆2000億個の細胞が存在し、常に成長と分裂を繰り返していますが、特定の遺伝子に変異が生じると正常な細胞ががん細胞へと変化することがあります。
遺伝子の変化が1回だけであれば問題はありませんが、分裂を重ねるうちに異常が蓄積され、がん細胞の形成につながります。例えば、異常な細胞が10年かけて30回分裂すると、約10億個の細胞の塊となり、小指の爪ほどの大きさ(約1グラム)のがん細胞が形成されるといわれています。
実際、私たちの体内では毎日数百~数千個のがん細胞が発生しています。しかし、免疫力が正常に機能していれば、それらのがん細胞を適切に排除するため大きな問題にはなりません。そのため免疫システムを最大限に活性化し、がんを予防することが健康維持において重要となります。
ここでカイロプラクティックが大きな役割を果たします。カイロプラクティックは、神経の働きを正常化することで免疫機能を最大限に活性化し、体が本来持つ自然治癒力を高めるのです。
神経の乱れが免疫力を低下させる – そのメカニズムとは?
私たちの体は、脳が神経を介して全身をコントロールしています。神経の流れがスムーズであれば、体内の異常を素早く察知し、適切な指令を各組織に伝えることができます。しかし、神経の流れが妨げられると脳が正確な情報を受け取れず、体の防御機能がうまく働かなくなってしまいます。
免疫システムも例外ではありません。もしがん細胞が発生したとしても、その情報が脳に正しく伝わらなければ、免疫細胞が適切に働くことができません。脳が正確な指令を出すことができれば、キラーT細胞やマクロファージといった免疫細胞が迅速にがん細胞を攻撃し、体を守ることができます。
しかし、神経の伝達が乱れると、この免疫システムにも影響が出ます。神経の乱れは「神経の圧迫」とも表現されますが、これは神経が強く押しつぶされているという意味ではありません。わずか10円玉程度の重さが神経に掛かるだけで神経の流れが60%も妨げられることが研究で明らかになっています。
神経の働きが乱れることを「ラジオのチューニングがズレている状態」に例えることができます。ラジオの周波数が正しく合っていればクリアな音が聞こえますが、少しズレるとノイズが混ざり、聞き取りにくくなります。同様に、神経の流れが滞ると、脳からの指令が正しく伝わらず、免疫システムが最大限に機能しなくなってしまうのです。
カイロプラクティックで免疫力を最大限に引き出す
カイロプラクティック・ケアの目的は、単に背骨や骨格のズレを矯正することではなく、神経のサイクルを正常化し、脳と体の情報伝達をスムーズにすることにあります。これにより、免疫細胞への指令が正確に伝わり、体が本来持つ自己防御力を最大限に発揮できるようになります。
神経の流れが整えば、体の異常を脳が正確に把握し、適切な指令を出せるようになります。結果として体の各機能がスムーズに働き、健康を維持しやすくなるのです。そのため、カイロプラクティックは、がんやウイルス・細菌による感染症への抵抗力を高め、病気を未然に防ぐ「最高の予防医学」として注目されています。
現代社会では、ストレスや生活習慣の乱れによって免疫力の低下を経験する人が増えていますが、神経の働きを正常に保つことで免疫システムを最大限に活性化し、病気にかかりにくい体を作ることが可能です。定期的なカイロプラクティック・ケアを習慣化することで、神経の流れが整い、血流や代謝が促進され、免疫力が高まることで、健康的でエネルギッシュな体を維持することができます。
健康な体を維持するためには、病気になってから対処するのではなく、未然に防ぐことが何よりも大切です。カイロプラクティックは、そのための最適なケアのひとつです。神経の流れを整え、本来の免疫力を最大限に引き出しながら、より健やかで活力に満ちた毎日を送りましょう。今こそ、自分の体と向き合い、健康を守るための第一歩としてカイロプラクティックケアを活用してみましょう!
*JMPT2007 May 30
Clinical utilization and cost outcomes from an integrative medicine independent physician association

執筆者前田 一真
神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。
笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。