2025.08.07

「姿勢をよくしなきゃ」が腰を壊す!? 意識すればするほど悪化する理由

「姿勢をよくしなきゃ」が腰を壊す!? 意識すればするほど悪化する理由

「姿勢が悪いから腰が痛い」

「猫背にならないように背筋を伸ばさなきゃ」

 

腰痛に悩む方から、このような言葉を耳にすることは少なくありません。確かに姿勢は健康と深い関わりがあり、軽視できないものです。

 

しかし実際には、「姿勢を良くしよう」と意識するあまり、かえって腰痛を悪化させてしまう方が多く存在します。

 

このコラムでは、姿勢意識の落とし穴と神経の働きから見た根本的な改善の視点を解説します。

 

■ 姿勢を意識しすぎることが招く落とし穴

「姿勢が悪いと腰を痛める」という考えは広く浸透していますが、真面目な人ほど「良い姿勢を保たなければ」と過剰に意識し、身体を固めてしまいます。

 

背筋をピンと伸ばし、胸を張り、アゴを引く。こうした努力は一見正しいように思えますが、実際には筋肉の過緊張を招き、自律神経の働きにも悪影響を及ぼします。

 

筋肉の緊張が高まると神経系は危険から身を守るためにさらに身体を固めようとします。本来は一時的な防御反応であるはずが、日常的に続くと神経が緊張モードに固定され、自然にリラックスできない状態になります。

 

その結果、腰まわりには常に不自然な負荷がかかり、良い姿勢を意識するほど腰が痛くなるという矛盾が生じるのです。

 

姿勢を制御しているのは筋肉だけではなく、自律神経も大きく関わっています。常に「背筋を伸ばさなければ」と意識し続けると交感神経が過剰に働き、呼吸が浅くなり、血流や回復力が低下します。

 

つまり「姿勢を正すこと」そのものが悪いのではなく、意識的な緊張を長く続けてしまうことが問題なのです。

 

■ カイロプラクティックの視点 神経を整えて自然な姿勢を取り戻す

本来の理想的な姿勢とは、意識して作るものではなく自然に保てるものです。そのためにはまず神経の伝達が正常であることが欠かせません。神経の働きが乱れると必要な筋肉が働かず、逆に不必要な筋肉ばかりが緊張してしまうため、姿勢のバランスが崩れて腰に負担がかかります。

 

前田カイロプラクティック藤沢院では、ガンステッド・システムを用いて体表温度検査、視診、静的触診、動的触診、レントゲン評価という複数の検査法を組み合わせ、神経伝達に異常が生じている部位を特定します。

 

サブラクセーションと呼ばれる神経機能の乱れを正確に見極め、ピンポイントのアジャストメントを行うことで、神経の働きが正常に戻り、身体が持つ本来のバランス機能が蘇ります。

 

神経が整うと、筋肉は自然に緊張と弛緩のバランスを取り戻し、無理に意識しなくても安定した姿勢を維持できるようになります。結果として、背筋を伸ばそうと力まなくても呼吸が深まり、血流が改善し、腰にかかる負担が軽減していくのです。

 

つまりカイロプラクティックは「猫背を治すために背筋を伸ばす」といった表面的な姿勢矯正ではなく、神経の伝達を正常化させることで自然と姿勢が整い、腰痛を根本から改善へ導くアプローチなのです。

 

■ ご予約・お問い合わせはいつでもどうぞ

「正しい姿勢を意識しているのに腰が疲れる」

「意識すればするほど腰が痛くなる」

 

そんな経験をお持ちの方は、姿勢そのものではなく神経の働きに問題があるのかもしれません。前田カイロプラクティック藤沢院では、神経機能の回復を第一に考え、一人ひとりに合った根本的なケアを提供しています。

 

📍前田カイロプラクティック藤沢院

神奈川県藤沢市鵠沼橘1-17-4 第一興産28号館402

【営業時間】9:00〜12:00/14:00〜18:00

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前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティックに内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティックで学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。

笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。

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