何度も繰り返す「こむら返り」足がつる本当の原因とは?
足がつる、いわゆる「こむら返り」は、ある日突然ふくらはぎが強く収縮し、思わず声が出るほどの激しい痛みに襲われる症状です。数十秒で治まることもあれば、数分間こわばり続けるケースもあり、痛みが治まった後もしばらく歩きづらさや不快感が残ることがあります。
夜中や明け方に突然起こるタイプは特に多く、「寝ているのに疲れが取れない」「またつるかもしれないと不安になる」といった声もよく聞かれます。運動不足や脱水、冷え、姿勢習慣などが一般的な原因として挙げられますが、同じ生活をしていても頻繁に足がつる人と、ほとんど経験しない人がいるのも事実です。
この違いを説明するには、筋肉そのものではなく、その働きを調整している“神経機能”を深く理解する必要があります。筋肉が収縮と弛緩をスムーズに繰り返せるのは、神経からの正確な指令が届いている状態です。つまり、足がよくつるという現象は、「今、神経や循環の働きに乱れが生じています」という体の内側からのサインである場合が少なくありません。
一般的には、マグネシウム不足や水分不足などが語られがちですが、単純な栄養補給だけでは改善しないケースが多いのも現実です。背景にある神経の働きが乱れたままでは、再発を繰り返してしまいます。
このコラムでは、足がつる(こむら返り)に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。





