花粉症は“花粉だけの問題”じゃない？毎年つらくなる本当の理由とは！？

花粉症は、毎年のように多くの人が悩まされる季節性の症状で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった不快感が生活の質を大きく左右します。症状が強くなると、眠りが浅くなる、頭が重く感じる、仕事や学業に集中しづらくなるなど、日常生活に幅広い影響が生じることがあります。

厚生労働省の調査では、日本における花粉症の有病率は年々増加しており、現在では国民の約4割が花粉症を有していると報告されています。特にスギ花粉症は世界的にも患者数が多く、日本アレルギー学会の調査でも若い世代を中心に増加傾向が続いているとされています。

同じ環境で生活していても、強い症状が出る人もいれば、ほとんど症状が出ない人もいます。この個人差が大きい点は花粉症の特徴であり、生活習慣・季節・気象条件などさまざまな要因によって症状の出方が変化します。

花粉症は単なる「鼻の問題」ではなく、鼻粘膜・目・喉など複数の部位に影響が及ぶことがあり、日常生活に支障をきたしやすい症状です。

このコラムでは、花粉症に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの捉え方の違いについて分かりやすく解説していきます。