腰椎椎間板ヘルニアの本当の原因は「椎間板」ではなく“仙腸関節の機能低下”にあった!
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎(腰の骨)と腰椎の間にある「椎間板」というクッションの一部が外側に飛び出し、神経を圧迫することで腰や足に痛みやしびれを引き起こす状態をいいます。発症のきっかけは、重いものを持ち上げた、長時間のデスクワーク、姿勢の悪化などさまざまですが、根本的には“腰にかかる慢性的な負担”が原因となっています。
多くの場合、最初は「腰が重い」「お尻が張る」といった軽い違和感から始まり、次第に「足がしびれる」「動かすと痛みが走る」といった症状へ進行します。重症化すると、くしゃみや咳などのわずかな動作でも強い痛みが出たり、足の感覚や筋力の低下が生じることもあります。
整形外科では、椎間板ヘルニアを主に“飛び出した椎間板が神経を圧迫している”構造的な問題として扱いますが、実際にはそれだけでは説明できないケースも多く存在します。MRIで大きなヘルニアが見つかっても痛みを感じない人もいれば、逆に小さな突出でも強いしびれを訴える人もいます。つまり、「ヘルニアの大きさ」と「症状の強さ」は必ずしも一致しないのです。
このコラムでは、腰椎椎間板ヘルニアの正しい知識と、一般的な治療法、そしてカイロプラクティックによる根本的なアプローチの違いについて解説していきます。






