腰痛は体が危険な状態だと
教えてくれているSOSのシグナル!
腰のつらさを感じたことのある人は非常に多く、日本では約2800万人が悩んでいるといわれています。厚生労働省の国民生活基礎調査でも、腰痛は男性が自覚する症状の第1位、女性でも肩こりについで第2位に挙げられており、まさに国民的な悩みとされています。生涯のうち一度は腰痛を経験するという人は8割を超え、年齢や性別に関係なく誰にでも起こり得る身近な問題です。
特に40代から60代では、2人に1人が腰痛を抱えているとされ、仕事や家事、育児など日常生活に支障が出るケースも少なくありません。長時間のデスクワーク、前かがみでの作業、スマートフォンの使用、運動不足、睡眠不足など、腰に負担をかける場面は現代社会にあふれています。
しかし、腰痛は単に「腰の筋肉が疲れている」というだけではありません。体の外側に見える姿勢や筋肉のこりだけでなく、体の内側で働いている神経や自律神経のバランスが深く関係しています。腰は全身を支える要となる部分であり、この部位に負担がかかっているということは、体が「今、余力がありません」とサインを出している状態でもあります。
腰の痛みや重だるさは、体が正常に働けていないことを知らせる大切なメッセージです。薬やシップで一時的に痛みを抑えることはできますが、なぜ負担が生じているのかという“内側の原因”を理解しない限り、根本的な改善にはつながりません。
このコラムでは、腰痛に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。








