小児便秘の本当の原因は“腸”ではなく“自律神経のバランス”にあった!?
お子さんが何日も排便がなく、出てもコロコロとした硬い便で痛がっている。そんな姿を見て「どうして出ないんだろう」と胸を痛めた経験はありませんか。小児便秘は、腸の動きが弱まり排便が滞ることで、腹痛や食欲不振、機嫌の悪さ、集中力の低下などを引き起こす状態です。
子どもの便秘は、食事や生活習慣だけでなく“神経の働き”が深く関係していることをご存じですか?
日本小児消化器肝臓栄養学会の報告によると、学童期の子どものおよそ10〜20%が慢性的な便秘を経験しているとされます。原因としては、食物繊維や水分の不足、排便を我慢する習慣などがよく挙げられますが、最近では「腸の機能そのものがうまく働かなくなっているケース」も増えていることが指摘されています。
現代の子どもたちは、長時間の座位姿勢や睡眠不足、運動不足、ストレスなど、生活の中で体のリズムが乱れやすくなっています。その結果、腸が本来のリズムで動かなくなり、食生活を整えても改善しにくい慢性的な便秘につながっているのです。
このコラムでは、小児便秘の正しい理解と一般的な治療法、そしてカイロプラクティックによる根本的なサポートの違いについて、わかりやすく解説していきます。






