食道裂孔ヘルニアの本当の原因は“胃”ではなく“自律神経”が関係している!?
食道裂孔ヘルニアとは、胃の一部が横隔膜のすき間(裂孔)を通って胸のほうへ押し上げられてしまう状態を指します。主な症状は、胸やけ、みぞおちの圧迫感、酸っぱい液がこみ上げるような感覚、食後の張りや不快感などです。特に中高年層に多くみられますが、最近ではストレスや姿勢の乱れ、長時間のデスクワークなどが影響し、若い世代でも増えています。
日本消化器病学会によると、成人の約10〜20%に食道裂孔ヘルニアがみられると報告されています。加齢による筋肉や横隔膜の衰え、暴飲暴食、肥満、ストレス、姿勢の崩れなどが複合的に関与して発症・悪化すると考えられています。
初期には軽い胸やけや胃もたれだけでも、放置すると慢性的な逆流や喉の違和感、食後の息苦しさ、夜間の咳などを伴うことがあります。検査で「異常なし」といわれても症状が続いたり、薬を飲んでいる間だけ落ち着いてまた再発を繰り返す方も少なくありません。
こうした背景には、胃や食道の働きを調整している自律神経の乱れが深く関係しています。ストレス、睡眠不足、姿勢の崩れなどによって神経のバランスが崩れると、胃の動きや食道を締める力が低下し、胃酸の逆流を防げなくなってしまうのです。
「横になると酸が上がってくる」「食後に胸の奥がつまるような感じがする」そんな違和感が続く方は、胃そのものよりも“神経の働き”が乱れているサインかもしれません。
このコラムでは、食道裂孔ヘルニアの正しい知識と、一般的な治療法、そしてカイロプラクティックによる根本的な回復アプローチの違いを分かりやすくお伝えしていきます。






