手・腕・肩のしびれ

手・腕・肩のしびれは“神経の誤作動”が原因だった!?

手・腕・肩のしびれは“神経の誤作動”が原因だった!?

手や腕、肩に現れる違和感は、単に「どこかが圧迫されている」だけでは説明できない複雑な状態です。出てくる場所や範囲、強さ、姿勢による変化には個人差があり、はっきり原因がわからないまま不安だけが続いてしまう方も多いと思います。

たとえば、腕を長時間上げ続けたときや寝ている間に圧迫されたときに起こる一時的な麻痺感は、しばらくすると自然に回復します。しかし、理由が思い当たらないまま何日も、あるいは何週間も続く違和感は、体の内側で神経の働きが乱れているサインである可能性があります。

さらに、脳梗塞など重大な病気でも手足に異常感覚が出ることがあるため、まず医療機関で検査を受けておくことは非常に重要です。ところが、精密検査で「異常なし」と言われても、状態だけが残り続けるケースは珍しくありません。

そのような状況に不安を抱えたまま、薬やマッサージだけで様子を見ている方も多いのではないでしょうか。実際には、長期間続く手や腕の違和感ほど、体の内側で“何が起きているのか”を見極める必要があります。

このコラムでは、手・腕・肩に起こる症状に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 整形外科で痛み止めやブロック注射を受けても、しびれが残ったまま
  • 手の力が入りにくく、物を落としそうになることが増えてきた
  • 腕の奥にじんわり広がる違和感が、日によって強くなったり弱くなったりする
  • 肩から肘にかけて重さが続き、ふとした動作で症状がぶり返す
  • 同じ姿勢をとると決まってしびれが強まり、その姿勢を無意識に避けるようになっている

一般的な手・腕・肩のしびれに対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
手や腕、肩にしびれを感じると、多くの方がまず行うのは、症状そのものを和らげるための対処です。鎮痛薬や筋弛緩薬、神経の栄養を補うビタミン剤、血流を促す薬などは、一時的なつらさを抑える目的で処方されます。必要に応じてブロック注射が使われることもありますが、これらはいずれも「今ある不快感を落ち着かせる」ための方法です。

入浴、温熱ケア、ストレッチ、軽い運動といったセルフケアもよく勧められる手段で、こわばった筋肉をゆるめたり、循環を促したりする目的で取り入れられています。姿勢の見直しや、長時間同じ姿勢を避けるといった生活面での工夫も一般的なアドバイスです。

しかし、これらはすべて“外的な条件を整える”ための対処であり、症状の背景にある問題まで変えるわけではありません。実際に、レントゲンやMRIで異常がないのに違和感が続く人もいれば、画像では変形があるのにほとんど症状を感じない人もいます。同じ仕事環境にいても、しびれが出やすい人と出ない人がいるのも、単純に姿勢や筋肉だけの問題では説明がつきません。

その差を生んでいるのが、体の内側で働く神経の状態です。日常的なストレス、睡眠不足、緊張状態の継続などによって自律神経のバランスが乱れると、同じ負担でも神経が敏感になり、症状が長引きやすくなります。

そもそも手・腕・肩に現れるしびれは「今、体のどこかで負担が生じています」という内側からのサインです。外側の条件を整えるだけでは、このサインを生み出している本質的な原因にはたどり着けません。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、手・腕・肩のしびれに対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
手や腕、肩に違和感が続いているとき、その場所だけに原因があるとは限りません。症状の強さや現れる姿勢、範囲の変化、左右差などは、体のどの神経に負担がかかっているのかを示す重要なサインです。神経の働きがどの段階で乱れているのかを読み解くためには、こうした細かな変化を丁寧に確認していく必要があります。

感覚をつかさどる神経には特徴があり、「正常→痛み→しびれ→麻痺」という順番で変化していきます。つまり、違和感やしびれが続く状態とは、神経が適切に働けなくなり始めている段階であり、体が負担に対処しきれなくなっている明確なサインといえます。

人はストレスにさらされると交感神経が優位になり、血管が収縮して神経への血流が低下します。この状態が長く続くと、神経細胞が十分に回復できないまま負担だけが蓄積し、脳への情報伝達が鈍くなっていきます。その結果として、腕や手のどこかで異常な感覚として認識される領域が生まれてしまいます。

さらに負担が続くと、体は修復のために副交感神経を働かせ、体内ではプロスタグランジンという物質が使われて血流を促し、損傷部位の回復を進めます。プロスタグランジンには炎症を起こす作用も含まれているため、回復の過程でじんじんとした痛みや熱感が出ることがありますが、これは体が正常に修復を行っている証拠であり、決して悪い反応ではありません。

カイロプラクティックでは、こうした神経の働きの乱れを見極め、脳が体の状態を正しく把握できる環境を整えることを目指します。どの姿勢で強まり、どの動作で軽減するのか、症状がどの段階にあるのかを細かく検査し、必要最小限のアプローチで神経の働きを整えていきます。

神経が適切に働き始めると、脳は腕や肩の状態を正確に受け取れるようになり、過剰な緊張や誤作動が落ち着いていきます。血流が回復し、筋肉が無理にこわばる必要もなくなるため、違和感は自然と軽減していきます。

大切なのは、外側から症状だけを消すことではなく、内側で起きている神経機能の乱れを整えることです。神経が正しく働けるようになれば、体は本来備わっている回復力を発揮し、安心して過ごせる毎日を取り戻すことができます。手・腕・肩の問題に悩まされない健やかな日常を目指しましょう!

手・腕・肩のしびれの患者様の声voice

塩川満章先生のお弟子さんだったので最初から安心できました!

最初に前田先生から左腕に痺れが出ている状態は、神経の損傷が進行しているため、回復してくると左腕や首などに痛みが集中してきますよと説明していただきました。

しばらくすると本当に首肩にコリや痛みを感じるようになり、それも何度か施術を受けるうちに消えていき、気づけば左腕の痺れは完全に良くなっていました。

前田先生は塩川満章先生のお弟子さんとのことで最初から信用していましたが、説明を受けた通りに身体が変化していったのには驚きました!

どこへ行っても良くならなかった右腕のしびれが解消された!

腰痛や甲状腺の問題がありましたが、一番困っていたのは右腕のしびれでした。整形外科でレントゲンやMRIを撮ってもらいましたが、特に異常なしと言われました。1年以上もしびれがあるのに異常がないという言葉に恐怖を感じたので、脳神経外科で脳の精密検査も受けましたが、そこでも特に異常がないと言われました。病院以外も整体や針治療も受けましたが、何も変わりませんでした。

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