手・腕・肩のしびれは“神経の誤作動”が原因だった!?
手や腕、肩に現れる違和感は、単に「どこかが圧迫されている」だけでは説明できない複雑な状態です。出てくる場所や範囲、強さ、姿勢による変化には個人差があり、はっきり原因がわからないまま不安だけが続いてしまう方も多いと思います。
たとえば、腕を長時間上げ続けたときや寝ている間に圧迫されたときに起こる一時的な麻痺感は、しばらくすると自然に回復します。しかし、理由が思い当たらないまま何日も、あるいは何週間も続く違和感は、体の内側で神経の働きが乱れているサインである可能性があります。
さらに、脳梗塞など重大な病気でも手足に異常感覚が出ることがあるため、まず医療機関で検査を受けておくことは非常に重要です。ところが、精密検査で「異常なし」と言われても、状態だけが残り続けるケースは珍しくありません。
そのような状況に不安を抱えたまま、薬やマッサージだけで様子を見ている方も多いのではないでしょうか。実際には、長期間続く手や腕の違和感ほど、体の内側で“何が起きているのか”を見極める必要があります。
このコラムでは、手・腕・肩に起こる症状に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。







